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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2010年02月13日

さいたまシティカップ 大宮×水原三星@NACK5

foot!
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まだ球春を告げるとは到底言い難い、小雪がちらつくNACK5。明日行われる日韓対決@国立の前哨戦とも言うべき、大宮と水原三星のタイトルマッチを見に、今日は大宮へとやってきました。今シーズンの目標を5位以内に設定したという大宮のスタメンは、GK北野、DFが右から杉山、深谷、マト、村上、ドイスボランチに金澤と橋本、SHは右が藤本で左が内田、2トップが石原、ラファエルという11人。GKとDFには4人の新加入選手を起用してきました。対する水原三星は、監督が“アジアの虎”として有名なチャ・ボングン。ボランチにはウィガンでのプレー経験を持つチョ・ウォンヒ。そして前線には柏や千葉でそこそこ活躍したレイナウドの姿も。かなり楽しみなゲームとなりました。なったんですけど… 「おとといサガン鳥栖と試合をして、昨日移動してきた疲労で体が重い」(チャ監督)という水原三星の低パフォーマンスは序盤から全開。これを2010シーズンの御披露目ゲームとなる大宮が見逃すはずもなく、14分には橋本がショートコーナーから藤本のリターンを受け、そのまま叩き込んで先制。20分にも藤本のサイドチェンジから、ラファエルがエリア内で10秒弱キープした後に、ゴール右スミへ突き刺さる、まさにゴラッソ。2点をリードします。全体的によく動けていた大宮の中でも、出色はやはりラファエル。縦への推進力、確実なポストプレー、鋭いスルーパスと、相変わらずの万能ぶりを発揮。今シーズン、ブレイクの予感はプンプン漂ってましたね。さて、防戦一方の水原三星は、34分にまったく噛み合わないレイナウドを下げて、2002年のワールドカップベスト4メンバーの1人、ソン・ジョングッを投入。直後にCBのジュニーニョが惜しいFKを放つと、以降はボランチに入ったソン・ジョングッの所でボールが落ち着き出しますが、スコアは変わらず、2-0で前半を終えました。後半は開始から、一昨日合流したばかりの水原三星から移籍してきた、「地元が赤羽、妻の実家が浦和で、兄が王子に住んでいるのでライン的に大宮はいいチーム」というアン・ヨンハがピッチに。サポーターも歓声で迎えます。するといきなり一仕事。「いつもと違ってセカンドボールへの反応が緩かった」と見た古巣の隙を突き、拾ったボールを素早く縦へ。ラファエルのラストパスを石原が流し込んで3点目。54分にも、アン・ヨンハのスローインを藤本が中へ折り返し、二アで石原がプッシュ。4-0と大量リードを奪います。チャン・ウェリョン監督は藤田、渡部、青木を相次いで送り込み、アン・ヨンハと青木のドイスボランチ、渡部は右SH、藤田はそのままトップに入ります。すると次のゴールも大宮に。中盤左サイドで青木が粘って縦のスペースへ、石原が中へ折り返すと、走り込んだのは左SHへとポジションを移していた橋本。「結果にこだわってプレーした」と語る、揺るぎない主軸の今日2発目が炸裂し、点差は5点に広がりました。終盤には両SBに、土岐田と新加入の坪内、GKの江角も試す余裕を見せた大宮は守備面も終始安定。89分に水原三星が掴んだFKも、ジュニーニョのキックは“ぺルナンブカーノ”級とは行かず。チャン監督も「非常にいいスタート」と口にした大勝で、大宮が今シーズン“1冠目”を見事獲得しました。水原三星の低調を差し引いても、新加入選手が軒並み好プレーを披露したのは、大宮にとって好材料。杉山と村上の両SBは、勘所を押さえたオーバーラップも絶妙で、「サイド攻撃をやれる選手が入ってきた」と指揮官も納得の表情。村上も「コンビネーションは問題ない」と笑顔を見せながら、チームメイトをイジるなど、順応性をいかんなく発揮していました。今シーズンは果たして、6年連続の残留争いから脱却できるのか、関東のオレンジ軍団に注目ですね。    AD土屋




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