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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2010年01月02日

高校選手権2回戦 青森山田×神戸科学技術@市原臨海

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いつもなら地元千葉の高校の第1試合後は、お客さんも足早に帰りだしスタンドも淋しい感じになることも多い第2試合。しかし今日はちょっと違い結構な数のお客さんが残っていました。そのお目当ては、おそらく青森山田の2年生10番MF柴崎岳。記憶にも新しい2009年U-17W杯ナイジェリアで日本代表の10番を背負っていた今大会注目選手を擁し県大会決勝を10-0という衝撃的なスコアで突破してきた青森山田。対するは県大会決勝で名門滝川第二を破り、インターハイもベスト8の神戸科学技術。共に布陣は4-4-2で今日が初戦の両高の対戦。青森山田は、この試合が怪我からの復帰戦となった7番MF椎名が攻守に躍動し、その椎名を起点に地元千葉出身の13番FW間野にチャンスが生まれ10分までにシュート3本を放ちます。神戸科学技術も14番左MF呉島、スピードのある2トップの10番伊佐のFK、11番鷲尾が青森山田ゴールに迫り、ほぼ互角の展開。しかし、前半25分に神戸科学技術にアクシデント発生。10番FW伊佐が左膝を痛め治療のためピッチの外へ。すぐに試合に戻りますが動きは明らかに精彩を欠きます。この伊佐の治療からやや青森山田が押し込むようになり0-0で前半終了。注目の青森山田10番柴崎は存在感はあるもののボールに触る場面も少なく、シンプルに捌くことが多かった印象。後半開始のピッチに神戸科学技術の伊佐の姿はありましたが、その足を引きずる姿は痛々しく、やはり開始4分で交代。神戸科学技術はエース離脱のアクシデントに意気消沈することなく左サイド呉島からいくつか決定機が生まれます。青森山田は神戸科学技術の勢いに後半15分までシュートを打てず。しかし時間が経過するとともに10番柴崎がボールを触るようになり、鋭いパスが前線に通るようになります。後半25分の柴崎の意表を突いたFKのサインプレーも惜しくもゴールならず。得点が生まれたのはその直後の26分でした。8番MF三田のスルーパスにFW野間が抜け出し鋭い切り返しから右足を振り抜き青森山田に待望の先制点。神戸科学技術も左サイドからの攻撃とセットプレーで反撃しますが35分には、再び青森山田MF三田の左からの絶妙なクロスにこちらも再び野間が頭で合わせ2-0に。神戸科学技術も最後まで諦めずに攻めましたがスコアは動かず2-0で試合終了。試合後、「胃がキリキリした。苦しい厳しい試合になることはわかってた。」(青森山田・黒田監督)と言ったように、どっちが勝ってもおかしくない好ゲームでした。神戸科学技術の伊佐の怪我での交代がなければ、また違った結果になっていたかも知れません。選手権常連高の青森山田ですが、意外にも3年ぶりの初戦突破。怪我からの復帰戦だった椎名の活躍が目立った試合でした。チームとしてまだまだ余力がありそうです。     石神




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