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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

スタッフブログ 2009年11月14日

W杯予選プレーオフ6試合何となくプレビュー

foot!
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いよいよ明日から、W杯に向けて最後の椅子を懸けた
プレーオフが開催されます(オセアニア・アジアは1st-Legが終了)。
そこで、ここではかなり何となくですが全6カードをプレビューしておきたいと思います。
なお、昨日の番組に出演して下さった倉敷さんと亘さん、
解説でもおなじみのバルサTVディレクター・菅原慎吾氏、
そしていつものFoot!スタッフ、7人の予想も添えてみました。

(OFC/AFC)
NEW ZEALAND × BAHRAIN
11/14 20:00 Westpac Stadium、Wellington

10/10に行われた1st-Legはバーレーンがホームで攻勢に出ながらスコアレスドロー。
1st-Legをドローで終えたのはドイツ大会のプレーオフ同様ですが、前回はアウェイが先。
それでもホームで戦った2nd-Legでトリニダード・トバゴに敗れたのは記憶に新しい所です。
日本ではかなりの知名度を誇るアラー・フバイルは今予選無得点と不調が続き、
もはや得点源とは言い難く、攻撃力には不安が残ります。
中心はナイジェリアからの帰化FWジェイシー・ジョンと3バックを束ねるモハメド・フセイン。
また、キャプテンのサルミーンを軸に中盤を支配できるかどうかも鍵を握るのではないでしょうか。
一方のニュージーランドはハッキリ言ってコンフェデでしか見たことありません。
しかも1点も取れなかったこともあって、そんなに得点は期待できなそう。
エース格のキレンもセルティックではベンチを温めてますし。
ということは、どっちもなかなかゴールが入りそうな感じはしないので
かなりのロースコアになるんじゃないですかねえ。

(予想)
ニュージーランド…倉敷、田口、甲斐
バーレーン…亘、石神、菅原、土屋

(CONCACAF/CONMEBOL)
COSTA RICA × URUGUAY
1st 11/14 20:00 Estadio Ricardo Saprissa Aymá、San José
2nd 11/18 21:00 Estadio Centenario、Montevideo

まさかの展開でプレーオフへと回ることになった、3大会連続出場を目指すコスタリカと、
もはやプレーオフはW杯予選における恒例行事となってきたウルグアイとの対戦。
最大の焦点は1st-Legでコスタリカがどのくらいの点差で勝利できるか。
というのも、ウルグアイはこのアウェイゲームにDFのスコッティとカセレス、
MFのマキシミリアーノ・ペレイラとペレス、FWのクリスティアン・ロドリゲスと
実に5人の選手を出場停止で欠くことになっています。
いかにフォルランとルイス・スアレスという強力2トップを抱えているとはいえ、これは大きな誤算。
ただ、逆に言えばこの5人が戻ってきて、FWの2枚看板を擁するホームは圧倒的有利。
コスタリカが1st-Legに全てを懸けなくてはならない理由はこんな感じです。
攻撃のキーマンは予選での得点の半数以上を挙げている
ルイス、センテノ、サボリオの前線3枚。
最終ラインは予選終盤でポジションを掴んだマーシャルがケガで欠場の可能性も。
やや、ウルグアイを迎え撃つのに心許ないのは否めません。
ちなみにマリーニョさんも言ってましたが、コスタリカホームの会場は人工芝です。

(予想)
コスタリカ…なし
ウルグアイ…倉敷、亘、田口、甲斐、石神、菅原、土屋

(UEFA)
REPUBLIC OF IRELAND × FRANCE
1st 11/14 20:00 Croke Park、Dublin
2nd 11/18 21:00 Stade de France、Saint-Denis

おそらく今回の予選で最大の注目カード。
実は無敗でグループ2位を勝ち取ったアイルランドと、
セルビアの後塵を拝してプレーオフに回ったフランスが1枠を競い合います。
アイルランドはオシェイ、ダン、セント・レジャー、キルバーンと並ぶ4バックに
守護神ギヴンで構成するDFラインが生命線。予選でも複数失点はイタリア戦の1試合のみ。
監督がトラパットーニというのも、守備組織構築に一役買ってる印象です。
攻撃のキーマンは、おそらく右サイドに入るマッギーディー。
対面となることが予想されるエヴラとのマッチアップで主導権を握れるかどうかに注目です。
絶対的なエースに成長したリベリーが負傷で欠場するフランスは、
最近の起用法を見ている限り、前の4枚中、ジニャク、アネルカ、グルキュフは当確。
マジョルカ戦で82分までプレーしたアンリもおそらく出てくることが予想されますが、
ホームに万全を期す場合は、1st-Legにはマルーダかゴヴを使ってくるかもしれません。
注目はジニャク。リーグ戦では11節まででわずか2ゴール。
予選最後の5試合で4得点と驚異的な決定力を誇った、代表での好調さを出せるでしょうか。
また、ドメネク監督との確執が表面化しているベンゼマがどこで使われるかも気になります。

(予想)
アイルランド…倉敷、田口、甲斐
フランス…亘、石神、菅原、土屋

PORTUGAL × BOSNIA AND HERZEGOVINA
1st 11/14 20:30 Estádio da Luz、Lisbon
2nd 11/18 21:00 Bilino Polje、Zenica

個人的に一番世間的なアップセットが起きるんじゃないかなあと思っているカード。
終盤の3連勝で何とか帳尻をプレーオフに合わせたポルトガルと、
スペインには2敗したものの実は今予選で25得点を奪っているボスニア・ヘルツェゴヴィナの対戦。
ポルトガルは言うまでもなくロナウドの欠場が及ぼす影響大。
ボジングワとペドロ・メンデスのレギュラー2人も負傷で欠場と、怪我人に祟られています。
1トップならリエジソン、2トップならそこにウーゴ・アウメイダが入りますが、正直得点力は不安。
両サイドに入ることが予想されるシモンとナニに依拠する部分は大きそうです。
対するボスニア・ヘルツェゴヴィナは何といってもジェコとイビセヴィッチのブンデス2トップと、
その下に入るミシモヴィッチで構成するトライアングルは、ポルトガルを大いに苦しめそう。
そんな中で、あえてキーマンはピャニッチを挙げたいと思います。
西部さんもFoot!出演時に注目選手としてご紹介下さった19歳のMF。
リヨンの“8番”は伊達ではない所を、CLでも存分に見せてくれています。
この全世界注目カードでの活躍次第では、一気にスターダムへと駆け上がるかもしれません。
お互いに攻め合うゲームを期待したいですね。

(予想)
ポルトガル…なし
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ…倉敷、亘、田口、甲斐、石神、菅原、土屋

GREECE × UKRAINE
1st 11/14 20:00 Olympic Stadium、Athens
2nd 11/18 20:00 Donbass Arena、Donetsk

EURO2004の優勝が記憶に新しいものの、W杯は94年以降遠ざかっているギリシャと
2度のプレーオフ敗退を経てようやく出場したドイツ大会でベスト8に躍進したウクライナ。
ギリシャはヨーロッパ王者の栄光を知る選手も次々に代表から外れ、
最終ラインは右SBのセイタリディス以外は違う選手に入れ替わっており、CBも流動的。
スイスには2試合とも2失点を喫して敗れるなど、自慢の堅守にも穴が開き始めています。
絶対的な中心は中盤アンカーが予想されるカツラニス。攻守のスイッチは彼次第ですかね。
あとは欧州予選得点王のゲカスがレヴァークーゼンで出番を失っているのも懸念材料です。
イングランドを破り、クロアチアをうっちゃってプレーオフ進出を決めたウクライナは、
今やディナモ・キエフでもチームメイトとなったシェフチェンコとミレフスキーが攻撃の中心。
特にクラブでも代表でも一皮剥けた感のあるミレフスキーには大仕事の予感が漂います。
メンバーを見渡しても、シャフタールとディナモ・キエフ勢の混成といった所で連携も万全。
コビンとラキツキーのシャフタール両SBにも注目ですね。

(予想)
ギリシャ…倉敷、石神
ウクライナ…亘、田口、甲斐、菅原、土屋

RUSSIA × SLOVENIA
1st 11/14 19:00 Luzhniki Stadium、Moscow
2nd 11/18 20:45 Stadion Ljudski vrt、Maribor

ドイツとのホーム決戦に敗れて2位となったロシアと、
直接対決では1分け1敗ながら勝ち点で強豪チェコを上回ったスロヴェニア。
ロシアはおそらく1トップか2トップを採用することが予想される中、
CF候補のパヴリュチェンコ、ポグレブニャクが揃って所属クラブで不振中。
ケルジャコフも信頼を勝ち得るまでには至らず、攻撃はアルシャヴィン頼みが顕著です。
守備陣での注目はGKのアキンフェエフ。田口Pも「ユナイテッドが狙ってんだよ〜」と
一目置くほどの安定感あるセービングで、DFラインの不安を補います。
対するスロヴェニアは残念ながら1試合も見てないので、さっぱりわかりません。ごめんなさい。
ただ、予選の結果を見る限りは10試合で4失点と守備力は高そうですねえ。
ウディネーゼでもレギュラーを掴んでいるGKのハンダノヴィッチがいいらしいです。
ノヴァコヴィッチとデディッチというブンデス2トップもコンスタントに点取ってますし、
中盤センターに入るコレンはWBAで昨シーズン見たことがありました。
強いんですかねえ。でも、今回は試合が見られるので楽しみです。

(予想)
ロシア…倉敷、亘、田口、甲斐、石神、菅原、土屋
スロヴェニア…なし

こんな感じになりました。いやはや、楽しみ過ぎます。
まずは明日の夕方、アジア第5代表かオセアニア第1代表のW杯出場が決まります。
解説は、あの人みたいですよ☆
写真は、Lyonかと思いきや、Uozuで見つけたライオン。
uozu Lion.JPG

AD土屋

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