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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2009年10月20日

全社準決勝 ツエーゲン金沢×tonan前橋@市原臨海

foot!
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カマタマーレ讃岐との激闘を制し、今大会唯一とも言える目標達成まであと1勝に迫ったツエーゲン金沢。対するはおそらく地域リーグに詳しい人でもノーマークだったと思われる、関東2部所属のtonan前橋。氏家英行キャプテンを擁し、飛び級での地域決勝進出を狙います。ツエーゲン有利が予想される中、開始35秒でのファーストシュートは図南(※tonanよりこちらの表記の方が群馬県民にはしっくり来るので、以下これを使用)。元Kリーガーで韓国U-19やU-20の代表経験もある右SH黄圭煥がいきなりクロスバー直撃のミドル。さらに7分には氏家のFKを大塚俊之がわずかに枠を外れるヘディング。3連勝で勝ち上がってきた実力を早速披露します。出鼻を挫かれた格好のツエーゲン。基本はパスワークで崩すというよりも、ロングボールを多用するスタイル。右のビジュ、左の園田清次と共に元JリーガーのSBも裏を狙うフィードやアーリークロスを送りますが、好機には結び付きません。そうなるとやはり重要性を増すのはセットプレー。33分、三原雅俊はCKを密集から外してキック、古部健太のボレーはGK正面も初の枠内シュート。35分、左約20mのFK、三原が直接狙うも図南GK鏑木豪がファインセーブ。少しずつゴールに迫ります。すると38分、セットプレーのこぼれ球からビジュが右アーリークロス、攻め残っていた諸江健太が高い打点から打ち下ろすと、GK及ばず。昨日の決勝弾男が今日も自慢の高さを見せ付け、ツエーゲンがリードして前半が終わりました。後半も開始すぐの43分、セットプレーの猛威再び。三原のCKに諸江がダイブ。2-0、諸江の大会3点目でツエーゲンが大きな追加点を奪います。このゴール、やや鏑木の中途半端な飛び出しが気になりましたが、チーム関係者によると満身創痍でかなり限界に近かった様子。よく粘っていた図南もこれで決壊。48分には園田のアーリークロスに、逆サイドから走り込んだ古部が頭で合わせて、3-0。ツエーゲンからすれば残り30分あまりで一応のセーフティリードを得る格好になりました。苦しくなった図南は51分、広沢佑兵、小仁所洋平を同時投入。「もう少し回せると思っていた」という選手権出場経験を持つ小仁所は、積極的にボールを引き出すと、短いダイレクトパスを多用。周囲もこれに応え、図南にリズムが生まれます。すると55分、氏家のCKをこちらも選手権経験者の東田学が合わせ、最後は古巣相手に燃える山田智也。ようやく1点を返すことに成功しました。ただ、意地を見せた図南の抵抗もここまで。終了間際にはカウンターから古部が抜け出し、フリーの秋田政輝がダメ押しの4点目。試合終了。負ければ即終了の重圧を4日続けて跳ね返したツエーゲンが、やはりバックスタンドで声を枯らした15人強のサポーターに報いる結果を勝ち取りました。最後にかなり個人的ですが、ここでも再会がありました。実は図南の小仁所、東田、1回戦はベンチに入っていたGK中村楽の3人とは小、中学校通じて市選抜や県選抜のチームメイト。高3時には彼ら3人が揃う学校と夏も冬も全国を懸けて県の決勝で対戦。夏は我々が勝ち、冬は彼らが勝って選手権へ。全国でも3回戦まで勝ち進んだんです。今回はその選手権予選の決勝以来、10年以上ぶりに会ったんですけど、3人とも変わってなくて(特に走り方とか)色々な話を聞かせてくれました。図南は今年の関東2部で2位に入り、来年の1部昇格が決定。近々セレクションも行われるようで、「今回はいい宣伝になったんじゃないかなあ」とのこと。早ければ再来年にはJFL昇格できるかもしれません。同い年の旧友が頑張る姿を見るのはいいもんですねえ。早起きして満員電車で市原まで行った甲斐がありました。   AD土屋




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