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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
昨日のゲームで岡山を下した湘南が勝ち点81。試合前の時点で勝ち点79と暫定4位になった甲府にとって、昇格圏内キープのためには勝利が必要。今日の相手は、タレントで考えればJ2屈指の東京V。鳥栖×岐阜と並ぶ今節最注目カードは聖地・国立です。「大黒君がいたらスペースを消しておきたいので4枚でやろうと」と考えていた安間貴義監督。大黒将志はベンチ外で、甲府のスタートシステムは3-1-4-2になります。スコアが動いたのは開始早々の6分、右サイド杉山新のクロスに顔を出したのは中盤4枚のアウトサイドではなく、ツーセンターの一角に入った大西容平。「多少コースが弱くてもしっかり当てて」とうまくミートしたファインゴール。「サイドを基点にした描いた通りのゴール」(安間監督)と配置の起用もズバリ。甲府が早くもリードを奪います。しかし、この早過ぎる1点が試合を硬直させる格好に。「10分、20分位から足も止まってプレスも掛けられない」(大西)甲府。安間監督も「前に出る力が足りなくて迫力に欠けた」と前半を総括。いい意味でも悪い意味でも慎重なプレーに終始します。ただ、東京Vも前半のシュート6本は、ミドルとCKから。「ペナルティエリアまで運ぶことはできるが、最後の所は非常に苦しんだ」と高木琢也監督。先制点以降は、ほとんど見せ場のない、静かな展開で前半を折り返しました。迎えた後半も、双方にイージーなミスが目立つ粗いゲームが続きます。59分、安間監督は2トップに入っていた美尾敦を下げて、吉田豊を投入。マラニョンを頂点にして、その下に右から大西、藤田健、石原克哉を並べる3-3-3-1にシフト。これによって「だいぶ修正できた」(大西)守備面は安定。「スタートポジションを取るのが速くなって切り替えも速くなった」と安間監督も評価。しっかりブロックを形成して、攻撃はカウンターかロングボールと、割り切った戦い方をより推し進めます。それに対し、ハッキリ言ってまったくチャンスを創れない東京Vは、61分に富所悠、68分に船越優蔵をアタッカーとして投入しますが、人を変えても流れは変わらず。「危ない場面は全然なかった」(大西)「付け入る隙は与えなかったんじゃないか」(安間監督)とのコメントもやむなし。右SB富澤清太郎のシュート2本が後半のチーム総シュート数では、厳しいものがあります。とはいえ、甲府も何回か掴んだチャンスを決め切れず、ネットが揺れたのは先制点の1回のみ。0-1、端的に言えば甲府が必要最小限の結果をアウェイから持ち帰った、というような90分間だったのではないでしょうか。甲府は再び3位奪還。これで長かったJ2も残された試合数は8にまで減ってきました。 AD土屋
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