最近のエントリー
カテゴリー
- Ben’s Foot! notes (77)
- Foot!ジャズ・ラウンジ (1)
- Foot!セレクション (11)
- Foot!楽曲紹介 (262)
- Friday (141)
- Jリーグ (390)
- Monday (53)
- Road to Foot!People (14)
- Saturday (1)
- Thursday (26)
- Tuesday (18)
- Wednesday (36)
- その他の試合 (330)
- スタッフブログ (688)
- ワールドカップ (71)
- 今週のFoot! (449)
- 今週のプレゼント (591)
- 内巻敦子イラストギャラリー (353)
- 出演者からのメッセージ (9)
- 前回のハイライト (123)
- 本日の補足 (202)
アーカイブ
このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
帝京は4-0、東海大菅生は7-2と、先週の準々決勝を快勝で抜けてきた両チーム。今日の準決勝からは、東京高校サッカーの聖地とも言うべき西が丘が会場。小雨にもかかわらず、熱心なファン2059人を飲み込んで、第1試合はキックオフされました。まず先に攻勢に出たのは帝京。狙いはサイドの裏のスペース。ボールを持つと、簡単に廣瀬公紀(3年・FORTE FC)と平石直人(2年・横浜FMJY追浜)の両SHを走らせ、相手のラインを押し下げようとトライ。11分にはフィードを高木利弥(2年・FC東京U-15深川)が頭ですらし、走り込んだ平石がシュート。DFのブロックに阻まれましたが、1つ狙いを体現させます。対する菅生は4-2-3-1を敷いて、ボールを持った時はサイドを使う意識が見られるものの、基本は押し込まれる状態でカウンターに活路を見いだす形に。ただ、守備はキャプテンの内田貴之(3年・FC東京U-15むさし)、梅津匡希(3年・FC渋谷)の両SBの奮闘もあってゴールをキーロック。30分には梅津が不運な負傷退場を余儀なくされましたが、替わって入った岡本教宏(3年・FC渋谷)もすぐにチームの守備リズムを把握。中盤以降は膠着した展開でスコアレス。均衡破れず後半へと折り返しました。56分、帝京に決定機。エリア内で稲垣祥(3年・FC東京U-15むさし)がシュート、DFブロック、こぼれを拾った廣瀬のシュート、GK島田賢太(3年・東海大菅生中)がビッグセーブ。得点は動きません。すると、徐々に菅生にも波が到来。中でも大屋根雄介(3年・東海大菅生中)の献身的なプレーは光り、58分にはFKからシュートチャレンジも。この時間帯、セットプレーを数多く獲得して、反撃態勢に入ります。しかし、やはり名門は一瞬の隙を見逃さず。66分、相手DFとGKの連携が乱れると、高木がすかさずギャップに潜り込んで、ルーズボールを確実に流し込み、先制ゴール。準々決勝でもハットトリックを記録した高木の2戦連発弾。帝京がようやくリードを奪いました。残り10分強で苦境に立たされた菅生は、長身FW井上直人(3年・スクデット)を送り込み、追い付く意志を全面に押し出しますが、堅い帝京のブロック。崩せぬままに時間は80分を経過。刀折れ矢尽きるといった追加タイムも3分を経過したラストプレーに、ところが今日も奇跡が織り込まれていました。右サイドを転がるルーズボール、先に体を入れた帝京DFに対して、スライディングでフィールドにボールを残す味方の執念を大屋根がすくって中へ。弾丸のごとく飛び込んできたのは、なんと岡本。予期せぬ起用にもひたすら専守で応えていた左SBの、捨て身とも言うべきオーバーラップが土壇場で結実。後半終了。ざわめく会場は、さらに20分の激闘を見守ることになりました。延長前半は帝京の猛攻。80分、フリーで稲垣が放ったシュートは岡本が頭でクリア。その流れのCKもゴール前混戦から菅生何とかクリア。88分、小門勇太(2年・エスポルチ藤沢)の華麗なワントラップ反転ボレーはクロスバーをかすめて枠外へ。それでも2点目は入りません。耐える菅生も92分に好機が。梶原大(2年・東京ウエストFC)のCKを日置欣史(3年・Forza'02)がフリーでヘディング。突いたのはGK正面。そしてこれが両チーム通じて最後のシュート。決勝進出権はPK戦で決められることになりました。運命は過酷。両チーム合わせて蹴ったのは9人。外したのは菅生の1人のみ。5-3、全員決めた帝京が辛くも連覇達成まであと1勝に迫る結果を手に入れました。敗れた菅生も、まさに“グッドルーザー”。気持ちの入ったディフェンスで帝京の攻勢を1失点で凌ぐと、終了間際の同点劇。延長戦は、おそらく中立の立場で観戦していた方の多くを味方に付けてしまうような奮闘でした。素晴らしいゲームを見せてくれたことに感謝したいと思います。今年の東京Aは本当にドラマ仕立てのゲームが多いですねえ。 AD土屋
J SPORTS フットボール公式Twitterをフォローしてフットボールの最新情報をチェック!