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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2009年09月07日

ナビスコ準決勝2nd-Leg FC東京×清水@味スタ

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水曜の1st-Legは日本平で2-2のドロー。「引き分けでもゼロゼロ、イチイチまでいいかなと」(FC東京・茂庭照幸)いうホームチームに、「後半になると非常に難しくなる。前半から勝負を仕掛けたい」(清水・長谷川健太監督)アウェイチーム。後者の選択したプランは5月30日以来、3ヵ月ぶりの出場となる永井のスタメン起用。「スピードを生かしたい。一発に賭けた」(長谷川監督)バクチは、しかし冷静な東京がしっかりと受け止めていなす展開になりました。序盤は清水がやや攻勢に前へ。13分には枝村が積極的にシュート。ゴールへの意欲を見せ付けます。しかし、先制点は最初の決定機をモノにした東京。16分、米本からパスを受けた羽生は「速いボールを上げることだけ意識した」左クロス、ニアに飛び込んだのは平山。「いつも練習してた形」(平山)が大舞台でズバリ。1-0、すなわち3-2。それまでも意欲は感じるものの攻撃に迫力を欠く中、「ミスが多くて思うようにできなかった」(長谷川監督)清水は最低でも2点が必要な状況になりました。27分にはようやく永井が青山のフィードから抜け出し、フィニッシュまで持ち込みますが権田がキッチリセーブ。そしてこれが前半最後のシュートとなった苦況に、「なかなか我慢して使い続けるのは難しい状況」(長谷川監督)と42分に永井を諦め、藤本を投入。瓦解したゲームプラン。45分間でシュート2本。スコアで、そして精神面で優位に立った東京のリードでハーフタイムに入りました。昨年国立に置いてきた忘れ物を今年こそ、という清水は、高さという面でキーマンとなるヨンセンにボールが入りません。62分、兵働の右クロスがヨンセンへ。素晴らしい落としに飛び込んだ伊東のシュートはDFが体でブロック。「しっかりヨンセンに1枚当たって、他はセカンドをカバー」とは右SBで水曜に続いて安定したプレーを見せた20歳の椋原。クサビを潰し、入ってもセカンドボールにいち早く対処。磐石の備えは東京。付け入る隙を与えません。すると「1-0で守りに入らないように」(羽生)、やや中盤が空き始めた65分過ぎからラッシュ。65分には羽生の縦パスにカボレ。直後にも相手のミスに乗じてカボレ。69分、徳永がフリーでドリブルからミドル。同じく69分、梶山のパスを石川。追加点には至らずも、「前に出るならハッキリと迫力を持って」(羽生)攻め切る姿勢。完全にゲームをコントロール下に置いてしまいます。70分、清水は伊東を下げて191センチの長沢を投入。ヨンセンとのツインタワーで最後の勝負に。それでも相手が今一つパワープレーを徹底しきれない側面はあったにせよ、「多少余裕を持って高さにも対応できた」と茂庭。終盤は平山から佐原、石川から平松とDF登録の選手をピッチに6人立たせる「極端なやり方」(城福監督)でシャットアウト。凱歌は東京に。実に初タイトル獲得時から5年ぶりにファイナリストへ名乗りを挙げました。清水はやはり「2試合通して先制点が痛かった」(長谷川監督)のは間違いない所。永井も不発、終盤のパワープレーも不徹底と、やや消化不良の感は否めません。青山の負傷交替でカードを1枚削がれるなど、運にも見放された格好。悔しいベスト4敗退となりました。「サッカー人生で何回も出られるもんじゃない」(平山)決勝へ駒を進める東京。公式戦6戦勝ちなしのデフレスパイラルは脱した印象です。「チームとしてこれからもっと上を目指す意味でも獲りたいタイトル」とは石川。11月3日、国立。初タイトルか、5年ぶりの戴冠か、キックオフは14時5分です。  AD土屋




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