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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
今日、大分トリニータのシャムスカ監督解任が発表されました。
思い出すと、あれはまだ監督が来日して1ヶ月。
2005年の10月、当時「Foot!Thursday」のディレクターも兼任していた私は
トリニータの聖地とも呼ばれる、大分市営陸上競技場の会議室で
30分近いインタビューを撮影させて頂いたんです。
柔らかい物腰でユーモアを交えながらチームへの信頼を語り、
自身のキャリアなども仔細に説明して下さって、
非常に実りあるインタビューができたのを記憶しています。
特に印象的だったのは、すべての質問に対して、
シャムスカ監督はずっとインタビュアーである私の眼を見ながら答えてくれたこと。
実際はポルトガル語ですから通訳の方に話している訳で、
特に外国人選手や監督の場合は、基本通訳の方に向かって話すことが多く、
自分もそれに何の違和感も感じていなかったのですが、
彼の質問者に対して丁寧に答えようとしてくれる姿勢に強く感銘を受けました。
そしてインタビューが終わり、通訳の方を介して雑談している最中、
シャムスカ監督はこんなことを提案してくれます。
「せっかくこうやってインタビューをしてもらったし、
もしよかったら私のブラジル時代の映像をお貸ししましょうか?」と。
私が「せっかくですが権利上難しいと思います」と言うと、
彼は「ブラジルで映像の権利を持っている会社には知り合いがいますから
もし本当に必要であれば、私が直接連絡をして交渉しますよ」と。
「何かあればいつでも私に言って下さい」とまでおっしゃって下さったんです。
結局、その映像を使用することはなかったんですけど
当時まだ明らかに見た目もペーペーの若造だった自分に(今もそんな感じですけど)
“超”が付くほどの協力的な姿勢を見せてくれたシャムスカ監督。
「いやあ、メチャクチャいい人だなあ。こういう監督に成功して欲しいなあ」と
いたく感動して帰路に着いたことをよく覚えています。
2006年、ワールドカップイヤーには画伯と2人で大分まで飛んで
シャムスカ監督にセレソンについての話も聞いてきました。
その時も、やはり真摯に自身の想いを語って頂き
画伯も“質問者の眼をまっすぐ見据えて回答”の洗礼を受けて
「いやあ、やっぱりホンモノは違う」と感動してました。
(完全な余談ですが、その日がワールドカップメンバー発表の日で
大分市内の定食屋で昼飯食いながらTVを見てて
ジーコの「マキー」に2人で興奮したのもいい思い出です)
初めてインタビューした時にも、将来的な夢は
「もちろん母国の代表を率いること」と躊躇なく言い切ったシャムスカ監督。
きっと、今後も幾度となく彼の名前をサッカーシーンで聞くことが必ずあるでしょう。
大分での冒険は幕を閉じましたが、次はどんな新しい道を切り開いていくのか、
本当に楽しみです。
AD土屋
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