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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2009年07月05日

JFL後期第1節 アルテ高崎×FC刈谷@敷島

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7月3日に発表された衝撃のリリース。「アマラオ現役復帰」。FC刈谷のコーチを務めていた“KING OF TOKYO”が、前期終了時で17位、11戦未勝利で総得点も9と不振に喘ぐチームを救うべく、“KING OF KARIYA”として現役に電撃カムバック。しかも復帰戦になるかもしれない相手が、古巣のアルテ高崎とあれば見に行かない訳には行きません。会場に着くと、メンバー表には交代選手の欄に28番アマラオの名前が。選手紹介ではアルテサポーターから大きなブーイングの歓迎も。42歳にして、“アマ”が再び戦いの舞台へと帰ってきました。まずキックオフ前に目を引いたのは刈谷サポーター。お馴染み“赤襷”のかなりデカい大旗を男性が1人で支える中、WAKADAISYOの名曲「君といつまでも」モチーフの応援歌を熱唱。さらに選手入場時には「明日があるさ」の“明日”を“刈谷”に変えて再び熱唱。気持ち入ってます。ゲームは序盤からGKのパントキックが目の前にいた味方DFの踵に直撃して跳ね返り、再びGKがキャッチするシーンを挟みつつ、アルテがやや押し気味に進めると31分、CKのチャンス。「あそこが空いてたんで狙ってた」小川裕史が「ヒロシが見えたんで」蹴った神谷恭平のキックに頭で合わせて、アルテが先制しました。刈谷は攻撃時が4-2-3-1、守備時は4-4-1-1といった感じでしたが、なかなかチャンスを作れず、41分に迎えた前半唯一のチャンスも、酒匂宏明のヘディングはわずかに枠を逸れ、1-0とアルテリードで後半に折り返しました。ハーフタイムにはアマラオがセンタリングシュートから頭やヒールでゴールを連発。期待も高まります。後半になるとアルテがややトーンダウン。少し刈谷が盛り返すと、気の早いサポーターが「選手替えてこうぜ」と異例の声援を飛ばす場面も。それを聞いてか聞かずか60分、浮氣哲郎監督が1枚目のカードを切りますが、出てきたのは宮田知洋。「宮田〜!オマエのゴールが見たいんだ〜!」と叫んだ刈谷サポーターがその前に一瞬「エッ?」とも言っていたのは見逃せません。そして64分、とうとうその時が!背番号28、チームはFC刈谷、アマラオがピッチに戻ってきました。ファーストプレーのFKでいきなりヘディング。67分にはファウルとはいえ、激しいチェックを見せるなどチームを鼓舞します。71分にはアルテに2失点目を喫しますが、直後の72分には石川高大のクロスを高い打点から頭で狙い、わずかにバーを越えたもののどよめく場内。82分、右サイドから精度の高いクロスを送るなど精力的にプレー。懐の深いポストプレーなど十分見せ場は作りました。しかし、結局85分にもアルテはFKから小川が追加点。93分に「次はボールが触れるようにガンバリます」という小島直希をリーグデビューさせる余裕も見せ、アルテが今季最多となる3点差で勝利を収めました。刈谷も再三聞こえた「ウ〜〜〜〜、ナカヤマ!」の声援に突き動かされたかの如く、最前線で足がつるまで走りまくった中山康弘が象徴するように、かなり頑張って走ってはいるんですけど、なかなか攻撃には結びつきません。試合後は、挨拶に来た選手たちへ「悔しくないのかよ!」と叫んで泣き崩れるサポーターも。彼らの熱さは十分伝わって来ましたが、チームとしては厳しい状況。アマラオは残留に向けての救世主となれるでしょうか。今後に注目です。写真の中央右が64分、タッチラインから久々のピッチへ飛び出していくアマラオ。  AD土屋




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