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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2009年04月05日

J2第6節 東京V×仙台@味スタ

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ホームの東京V、アウェイの仙台共に2勝1分け2敗とまったく五分の星ながら、前者は10位、後者は9位とややスタートダッシュには失敗した感がある中で迎えた6戦目。ここは白星を先行させておきたい所です。序盤はお互いに中盤を省略したようなプレーが目立ちますが、リャン・ヨンギとパク・チュソンで組む左サイドからいい形を何回か創り出すなど、まずはサイドで主導権を握った仙台が攻勢に。それでも20分過ぎからはゲームそのものがペースダウン。仙台も前に出ていけなくなり、かなり膠着した時間が続くと、やはりキーになるのはセットプレー。33分、滝澤邦彦のFKに飛び込んだのは大黒将志。ボレーに行った右足に当たり損ね、GKのタイミングがズレるラッキーなゴールが飛び出し、流れの中からはほとんどチャンスのなかった東京Vが先制しました。「またセットプレーからの失点」(仙台・手倉森誠監督)「CKやFKからの失点がたくさんある」(仙台・田村直也)と2人が声を揃えたウィークポイントで失点した仙台は、さらにパク・チュソンも43分に負傷交替。嫌な流れになりましたが、こちらもセットプレーの流れから前半の内に追い付きます。ラストプレーとなる追加タイムのCK、DFに跳ね返されたボールは再びキッカー関口訓充の元に。左サイドから大外へ綺麗なクロスを送ると、そこに飛び込んだのはエリゼウ。まさに“褐色の弾丸”が如く、強烈なダイビングヘッドが決まった直後にハーフタイムを告げるホイッスル。展開に見合った妥当なスコアで、45分が終了しました。後半に入ると、動きの少なかった45分間から一転、攻撃的に打ち合うスリリングな展開が繰り広げられます。仙台が前半の序盤のようにしっかり繋いでからのサイド攻撃を徹底すれば、東京Vは前掛かりに出てくる相手の中盤にできたスペースを素早く突き、鋭いカウンターを連発。60分過ぎまでの攻防は非常に見応えがありました。しかし64分、均衡が破れます。驚異的な運動量で攻守を支えた斉藤大介が、体を当てられながらも粘って左へスルーパス。関口が折り返すと、二アで平瀬智行が潰れ、ファーで中島裕希がプッシュ。「今週のトレーニングで手応えがあった」と手倉森監督が語ったFW陣の今季初ゴールで、仙台が逆転に成功しました。さらに「ボールを動かせるメンバーで中盤を分厚くやりたい」(手倉森監督)と富田晋伍の投入で4-3-3にシフトさせ、そこからは一方的にゲームを支配した仙台で燃えていたのは東京Vユース出身の田村。69分にクロスバー直撃のミドルを放った後の77分、リャンの左クロスを中島が繋いで、最後はその田村がゴール。「古巣という気持ちはあった」という24歳がトドメを刺し、1-3。終わってみれば2点差でアウェイ仙台が勝ち点3を奪取しました。「お互いのポジショニングを確認しながらボールを繋げるようになった。トレーニングしたことがよくできた」と手倉森監督も評価した仙台。2点目と3点目はトレーニングでもなかなか決まらないような素晴らしい形から。今日も含めた6試合で失点は3と守備陣は磐石ですから、これでFWに当たりが出てくれば自ずと順位も上がっていきそうです。さて、東京Vは2点目を取られてからガタガタ崩れてしまいました。「3-1になり、捨て身で行かなきゃいけない状況でもスピードが上がらない」と高木琢也監督。また今日に関しては河野広貴の欠場も影響大。攻撃に占めるかなりのパーセンテージを担っていた彼は6週間の離脱予定です。「選手にも迷いがあるのかな」と高木監督も話すなど、悩みは小さくなさそうですね。  AD土屋




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