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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2009年03月15日

J2第2節 東京V×C大阪@味スタ

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東京Vの4バックには開幕から2試合続けてルーキーの和田拓也(18歳)、藤田優人(22歳)に加えてユース所属の高橋祥平(17歳)と、非常に若い選手が名前を連ねています。「若いから使っているという概念ではなく、試合に出られるレベルにあるから出ている。それがたまたま若い選手」とは高木琢也監督。今シーズンのJ2では破格の攻撃力を誇るC大阪相手に、どれだけ守れるかは1つの試金石。2節にしてかなり興味深い一戦を見に、今日は味スタへ行ってきました。立ち上がりから共に連携がうまくいかないシーンが目立ち、なかなか主導権を握りきれない中、19分に藤田がミドルで相手ゴールを急襲すると、そこから東京Vがラッシュを仕掛けます。CKのこぼれ球をレアンドロ、再度CKのこぼれ球を滝澤邦彦。しかし前者はチアゴ、後者はGKキム・ジンヒョンに防がれると、直後の23分、「ちょっとしたこと。崩された状態ではない」(高木監督)エアポケットを乾貴士に突かれ、中央にグラウンダーのクロス、ファーには香川真司がフリーで待ち構えてプッシュ。まずはC大阪が先手を取りました。それでもリズムは引き寄せていた東京Vもすぐに追い付いてみせます。28分、後方から河村崇大が長いスルーパスを送ると、フリーで受けた河野広貴は飛び出したGKの頭上を浮かせるループ。C大阪DFがバイタルではマンツーマンで食い付くため、レアンドロが江添建次郎を引き連れて空けたスペースをうまく活用し、ゲームは振り出しに戻りました。ここからはレアンドロと河野がよくボールを収め、完全に東京Vペース。攻守両面で相手を凌駕して45分を終えました。劣勢下でどうしても中、中に偏り、攻め手が消えていったC大阪。レヴィー・クルピ監督は「ボールを持ったらどんどん仕掛けていく」事を確認・徹底。すると後半は頭から勝負する姿勢が甦ると、特に右WBの酒本憲幸、左WBの石神直哉を使うシーンが目立ち、一気に流れはC大阪に傾きます。58分、62分、63分と立て続けに創った決定機は土肥洋一が弾き出しましたが、とうとう決壊したのは67分。酒本のFKを中央でチアゴが合わせてゴール。C大阪が再びアドバンテージを得ました。高木監督は大黒将志を平本一樹へ、レアンドロを永里源気に替え、河野を中盤の前に移した布陣で、同点を狙います。ただ、「正直ボールを回す力や個の力の差が出てきた」(高木監督)展開で、チャンスを創ることもままならなくなった東京Vは、スコアを動かすことはできず。C大阪が開幕2連勝を飾る結果になりました。後半はほぼペースを握られ、苦しい時間が続いた東京V。懸念の若いDF陣も体を張ってよく食らい付いていましたが、今日に関しては「セレッソの力が上回った」と高木監督も認めています。ただ、高木監督はこうも言いました。「トレーニングしていた事がほぼ完璧に出ていた試合。トレーニングを実践してくれることは確信できた」と。DFラインの3人や、もはやエース格と言っても差し支えない河野ら若手の成長は、未知数ながら可能性は無限大。「悔しさが残るゲーム」と語りながら自信ありげな高木監督を見ていると、今後の東京Vは大化けするかもしれないなあと思ってしまいます。  AD土屋




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