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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
今日で1月もオシマイですね。
2009年も早1ヶ月が過ぎ去ってしまいました。
そこで忘れない内に、2008年の私的ベストゲームってのを選んでおこうと思います。
昨年も自身でフットボールパワー年間と位置付けた結果、
現場観戦:137試合、TV観戦:930試合、計1067試合を観戦する運びとなりました。
我ながらアホかと思いますが、コレだけ見た人もなかなかいないと思うので、
TV観戦ベスト5、現場観戦ベスト5をそれぞれ選んでみます。
(TV観戦編)
第5位:4月4日 07/08 UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝1st
フェネルバフチェ 2×1 チェルシー
セビージャとのPK戦までもつれ込む激戦を制したジーコ・フェネルバフチェ。この日も前半、もはやホームではお馴染みのオウンゴールで先制を許してしまいます。しかしこの大会、まるで何かに取り憑かれたかのような冴えを見せたジーコ采配がまたも的中。後半に入り、切り札・カズム=リチャーズが投入10分後に同点弾を叩き込むと、81分に決勝点を挙げたのは、オウンゴールの憂き目を見たデイヴィッジ。男を感じる名誉挽回の一撃でフェネルバフチェがホームで先勝。結果的に2nd-Legで敗退しますが、ファイナリストになったチェルシーがこの大会で唯一負けたのがこのゲームでした。この頃のジーコは本当に神々しくさえ見える感じのオーラがありましたね。
第4位:11月4日 08/09 イングランド・プレミアリーグ第10週
トテナム 2×1 リヴァプール
大型補強を敢行したにも拘らず、開幕から絶不調に陥ったスパーズ。ファンデ・ラモスに見切りをつけ、ポーツマスからハリー・レドナップを引き抜いてきます。3日前のアーセナル戦では2点差をつけられた終盤にまさかの同点劇を演じて迎えたゲームは開始早々の3分、カイトに先制弾を許す最悪の立ち上がり。ここまでカップ戦含めて16戦無敗のリヴァプールということも相まって、嫌な空気が流れます。しかし、ハリーマジックはまずキャラガーに信じられないオウンゴールを献上させて同点に。さらに、ほぼノータイムの90分、後半から入ったパブリュチェンコが執念で流し込む決勝ゴール。その後も大して調子が上がって来ないだけに、余計この試合の不思議さが際立っているように思います。
第3位:4月9日 07/08 UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝2nd
リヴァプール 4×2 アーセナル
プレミア勢が大躍進を遂げた昨シーズンのチャンピオンズ。準々決勝でぶつかった同国対決の1st-Legは1対1。まったく勝敗の趨勢が読めないままに迎えた2nd-Legは目まぐるしく勝ち抜けチームが入れ替わる展開になりました。13分ディアビー先制、これでアーセナルがリード。30分ヒューピア、これで同点に。69分、エースのフェルナンド・トーレスがゴラッソ、これでリヴァプールが1点勝ち越し。そして84分、ウォルコットがサイドをぶっちぎる驚異的なドリブルから折り返すとアデバイヨール。これで再びアーセナルがリード。しかしその1分後、終盤に投入されたバベルをコロ・トゥーレが倒してPK。ジェラード冷静に流し込み、再びリヴァプールが勝ち越し。さらに、追加タイムにはバベルがダメ押しの4点目。アウェイゴールの妙が存分に発揮された名勝負でした。
第2位:6月14日 EURO2008 グループリーグ
ロシア 2×0 スウェーデン
ヒディンクが率いていることで日本でも注目を集めていたロシアでしたが、初戦でスペインに粉砕されると、ギリシャにも最少得点差で何とか勝利。決勝トーナメントに進出するには、このゲームの勝利が絶対条件でした。ここまで出場停止だったアルシャビンが初スタメンだったとはいえ、正直ロシアはもうダメだろうなあと思っていたら、なんと開始直後から恐ろしいまでに前がかってチャンス創りまくり。ボールを奪われても凄まじいプレスで奪い返すなど、今までの2試合は何だったんだと思うくらいの変わり様。結果はパブリュチェンコとアルシャビンの2ゴールだけでしたが7、8点入っていてもおかしくないような圧勝。そのインパクトは深夜でもまったく眠くならないほどだったし、もはや感動の域に達してました。やはりEURO全試合の中でも私にとってはピカイチでしたねえ。
第1位:12月7日 2008 J1第34節
ジェフユナイテッド千葉 4×2 FC東京
まず、最終節は一斉開催だったので、味スタに行っていた私はこのゲームをライブでは見ていません。そして、当然結果を知った上でゲームの翌日に見ています。それでも、やっぱりコレを上回るモノはないでしょう。あんなドラマ見せられちゃったら、そりゃあ今シーズンもフクアリ行っちゃおうって思いますよ、みんな。でもテレビでしたけど、新居のゴールが決まった後からはちょっと妖気にも近い雰囲気がスタジアムから漂ってましたよね。西部さんもおっしゃってましたが、ハッキリ言って1点取るまではまったく千葉にゴールの香りは感じられなかったですし、磐田と東京Vが共に敗れるという不確定要素までキッチリ揃った訳で、あれこそ本当に“WIN BY ALL”だったんでしょうねえ。現場で見ていた甲斐チーフ、うらやましいですねえ。
(現場観戦)
第5位:4月20日 07/08 スコティッシュFAカップ準決勝@ハンプデン・パーク
セント・ジョンストン 1×1 PK3×4 レインジャーズ
わざわざセント・ジョンストンのホームスタジアムまで出向いて買ったチケットだけあって、ハンプデン・パークの座席もセント・ジョンストンサポーターのど真ん中。やっぱり周囲の煽りも感じると、自然と応援したくなるのはセント・ジョンストン。しかも激しいプレーで20分までにレインジャーズの2選手を負傷退場に追い込みます。その上、粘って粘って延長まで持ち込むとまさかの先制ゴール。沸き立つセント・ジョンストンサポーター。ゴールの瞬間、東本さんは完全に固まってました。その後、追いつかれて結局PK戦で負けちゃったものの、カップ戦の醍醐味が詰め込まれた名勝負でした。日本人で見た人、ほとんどいないでしょうけど。
第4位:11月30日 2008 J2第44節@ニンジニアスタジアム
愛媛FC 2×3 モンテディオ山形
https://www.jsports.co.jp/tv/foot/2008/11/j244_1.html
シンジ・コバヤシの昇格を見届けようと、人生初となるニンジニアスタジアム遠征。じゃこ勝つバーガーを食し、蛇口から出るポンジュースを発見し、万全の状態でゲームに臨みました。先制は愛媛。いきなり青野がトンデモナイFK。1週前もNDスタで先制されるシーンを見ていただけに、早速嫌なムードに。長谷川が同点ゴールを決めたものの、またも青野がFKで勝ち越し弾。いやあ、愛媛強いなあ、また今日もかあ、という雰囲気が漂いまくっていた88分、石川がお返しとばかりのFK同点弾。一瞬でスタジアムは異様な空気に。そして追加タイム、途中出場の財前がドリブルで敵陣へ。渡辺がシュート。こぼれ球を豊田。2008年の山形集大成。個人的にも3年連続で昇格が決まる試合を見届けられてよかったです。
第3位:8月31日 天皇杯群馬県予選決勝@敷島
アルテ高崎 1×1 PK6×5 tonan前橋
https://www.jsports.co.jp/tv/foot/2008/08/tonan.html
もう5年くらいお世話になっていますが、正直亘さんのプレーを初めて見たのがこのゲームでした。同じ群馬県に籍を置くチームながら、スタンドの応援比率は9対1でtonan。アルテにとってはものすごいアウェイを感じるシチュエーションでしたね。実力的にもちょっとアルテが劣勢な中で、案の定先制を許します。そしてようやく75分、亘さんがピッチに立つとそこからゲームは劇的に変容。まさかの同点ゴール→まさかのアルテにレッドカード→亘さん右ウイングから1ボランチに→まさかのtonanにレッドカード、なんて流れに。そしてPK戦でも亘さんは4人目のキッカーを幸谷監督(当時)に命じられ、見事なゴール。結果もPK勝ちで、完全にヒール扱いのアルテが見事優勝。群馬のサッカー史にその名を残した貴重な一戦になりました。
第2位:10月26日 2008 J2第41節@NDスタ
モンテディオ山形 1×0 湘南ベルマーレ
https://www.jsports.co.jp/tv/foot/2008/10/j241nd.html
今だから言いますけど、この2チームが昨シーズンのMY昇格したらいいなあチームでした。なので、このゲームは結構前から楽しみにしていた一戦だったんです。残り5試合での2位対4位という上位直接対決。ポイント差も6。でも、やはり湘南にとってより負けられないゲームだったのは間違いなかったですね。ゲーム内容もほとんど互角。山形は豊田、湘南は菊池がクロスバーに弾かれる惜しいシュートを放ちます。そして迎えた後半追加タイム、突如としてドリブルを始めた渡辺が突如として放ったミドルがゴールに吸い込まれ、スタジアム爆発。劇的な決勝点で山形がグッと昇格を引き寄せる1勝を挙げる結果になりました。さらに試合後、渡辺がカットインからのシュートは監督に言われて、この試合に向けて練習していた形だった、ということを明かし、チームの結束含めて、私は山形の昇格を確信しました。
第1位:5月21日 2008 J2第15節@正田スタ
ザスパ草津 2×1 水戸ホーリーホック
https://www.jsports.co.jp/tv/foot/2008/05/j215_1.html
昨年まで間違いなくJリーグの七不思議に数えられていたであろうジンクスの1つに、“ザスパは連勝できない”というものがありました。1勝すればリーチがかかるだけに、それまでチャレンジすること23回。その全てが失敗に終わっていた当時、「連勝」という響きはもはやザスパに関わる人にとっての悲願だったんです。24回目のチャレンジも松下が目の覚めるようなミドルで先制しながら、オウンゴールを献上して同点に。その後も押し気味ながらゴールは遠く、時計の針も進むばかり。90分も経過し、今日もまたかと落胆がサポーターを包み込んだラストプレーでドラマが起こったんです。ロングスローのこぼれ球を拾った松下が右足を振り抜くと、ボールはバウンドしながらなぜかDFやGKをよけてゴールへ。その瞬間の正田スタを私は忘れることができません。記録上はただの勝ち点3ですが、あれほどまでに色々な想いが詰め込まれていた勝ち点3は、ちょっと他にはないですね。あの場にいられたことを、フットボールの神様に感謝したくなるような、そんな夜でした。
TV観戦で迷ったのは
4/16 07/08 スコットランド第21節 セルティック 2×1 レインジャーズ
6/25 EURO2008 準決勝 ドイツ 3×2 トルコ
10/28 2008 J2第41節 C大阪 3×4 仙台
10/30 プレミア第9週 アーセナル 4×4 トテナム
11/24 2008 J1第32節 京都 2×3 名古屋
現場観戦で迷ったのは
4/26 2008 J1第8節 川崎 3×2 柏
5/18 2008 J2第14節 仙台 3×2 山形
10/12 天皇杯3回戦 湘南 1×1 PK4×5 松本山雅FC
12/10 2008 J1J2入れ替え戦第1戦 仙台 1×1 磐田
12/13 2008 J1J2入れ替え戦第2戦 磐田 2×1 仙台
もしこれこそは2008年ベストというゲームがあれば、皆さんのコメントもお待ちしてます。
写真は、現場観戦第5位のPK戦直前。今年もいっぱい見ますよ〜!
AD土屋
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