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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年12月21日

インカレ1回戦 阪南大×高知大@平塚

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2試合目はなかなか関東では見ることのできない2チームの対戦。一見渋そうに見えるカードですが、阪南大は関西王者であり、夏の総理大臣杯では全国準優勝。高知大も昨年度はベスト8に進出しており、同じく総理大臣杯では全国3位。実は1回戦屈指の好カードです。序盤から動きの良さを見せたのは、風上の高知大。難しいことをやる訳ではない中で、目に付くのは基本技術の高さ。蹴る、繋ぐ、の的確な判断からシンプルな攻撃を繰り出します。すると17分にはカウンターから石川雄太(4年・川之江)の折り返しを、エースの出井正太郎(4年・宇和島東)が綺麗に流し込んで、高知大が先制しました。さらに点を取りたい阪南大を尻目に、25分にはまたも素早く左サイドへ展開すると、今度は出井の折り返しに香川大樹(2年・近大附東広島)。このゲームも先に一方が2点を先行する展開となります。決して流れは悪くない阪南大も、33分に木原正和(3年・広島ユース)がポスト直撃のシュートを見せると1分後、東浩史(3年・FCみやぎバルセロナ)の絶妙スルーパスに、横浜FCへの入団が決まっている西田剛(4年・鹿児島城西)が反応し、スライディングシュート。たちまち点差は1点になりました。阪南大は東が自由に動き回り、左SHの小寺優輝(4年・青森山田)がワイドからドリブルでチャンスを窺うシーンが多く、1人1人もスキルフルで攻撃のバリエーションも豊富。前半はほぼ互角に近い、充実した45分間だったと思います。後半は48分、50分と高知大に訪れた決定機を共に出井が外すと、そこからは風上へと陣地を移した阪南大が猛ラッシュ。間断なく、ゴールを奪いに出てきました。55分、東のドリブルシュートはGK片山裕登(1年・鳴門)がファインセーブ。68分、東のFKはゴールわずか左へ。70分、再度東のドリブルシュートは、こちらも再度片山がファインセーブ。立て続けに東が決定機へと顔を出しますが、スコアは動きません。押し込まれる時間が長くなった高知大で特筆すべきは、衰えない前線からの連動したプレス。それでも漏れてきたピンチには、實藤友紀(2年・城南)と塚本剛司(4年・加古川東)のCBコンビを中心に体を投げ出してゴールを死守します。根負けしたような形で徐々にチャンスも創れなくなった阪南大は最後まで2点目を挙げられず、高知大が2年連続となるベスト8へ生き残る結果となりました。強風という悪条件下にも拘らず、いいゲームだったと思います。ただ、阪南大の選手が持つスキルの高さを考えると、普段だったらもう少し違う戦い方をするのかな、という印象を持ちました。期待していた浦和内定の左SB野田絋史(4年・筑陽学園)も今イチ特徴がわからずじまい。悔いの残る敗戦だったでしょう。勝った高知大が次に当たるのは中央大。是非明後日はいい気象条件でのゲームになることを願いたいと思います。今日なんて気温は高いかもしれないけど、体感温度は相当低いっすよ。ちょっと寒すぎ。  AD土屋




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