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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年11月01日

ナビスコ決勝 大分×清水@国立

foot!
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大分を率いるシャムスカ監督が清水に対して警戒していたポイントは2つ。1つは「相手の2トップがDFラインの背後へ斜めに入ってくる」こと。そしてもう1つは「枝村がFWのラインに入ってくると、3バックと3対3の状況になる」ことでした。しかし、清水が「思ったより前に出てこなかった」(大分・深谷友基)ことで、序盤から大分のボールキープの方が長い展開に。警戒していた相手の2トップとその下に位置する枝村には、3バックとホベルトかWBの1枚が必ず数的有利を作って対処することで効果的なプレーをほとんど許さず、この時間帯で大分側に守りのリズムが生まれたため、清水は前半流れの中から迎えたチャンスは大半がミドルやセットプレーに限定されました。守備から生まれた好循環は攻撃にも波及。「3-5-2の外になかなかプレッシャーがかけられず、そこで後手を踏んだ」と清水の左SH兵働が語ったように、とりわけ右WBの高橋は積極的な縦への仕掛けから、何度もチャンスを創り出します。攻撃面でもイニシアチブを取った大分が流れの中では、ゲームを支配する展開となりました。19分、最初の決定機は大分。ウェズレイのCKを二アで高松が高い打点からヘッド、GK山本海がファインセーブで止めたこぼれ球にホベルト。しかしボールは左ポストを急襲、ゴールラインは越えません。流れを必要としないセットプレーから清水も26分、CKのこぼれ球は高木和の目の前へ転がる大チャンス。が、力んだシュートはゴール左へ。ゲーム全体は大分ペースながら、チャンスの数も含めた印象はほぼ互角のまま、まずはスコアレスで45分が経過しました。さて、清水で試合前にスタメン予想が難しかったのは右サイドのユニット。市川とマルコス・パウロ、岩下と山本真。基本的な性質は前者が攻撃的、後者が守備的とも捉えられていて、今日は後者がスタートから起用されたことで、前者の2人を「入れるタイミングがポイント」(清水・長谷川健太監督)になります。ただ、後半は兵働が中央でもボールを収め始めたことで攻勢の時間を作れるようになり、少しゲームバランスを清水が押し戻します。それでも惜しいシーンは大分に。59分、高松の正確なロングフィードを、完全にフリーで裏を取った高橋のヒットはしなかったシュート。60分、藤田の左クロスを高橋が落としてウェズレイが強振したシュートは山本海が再びファインセーブ。長谷川監督もなかなか動きにくい状況は続きましたが、それはシャムスカ監督も同様。ジリジリした時間が続きます。そして、遂にスコアが動いたのは68分。動かしたのはやはり大分の右サイドでした。引いてきた高橋が付けたボールをエジミウソンが縦へ。釣り出された清水DFラインの裏へと金崎が巧みに抜け出しクロス。ここに飛び込んだのは高松。清水側にも「1回ボールが太陽に入って見失った」(山本海)という不運もありましたが、それでもキャプテンの魂のこもった一撃が清水の牙城を突き崩し、大分が先手を奪いました。「そろそろと思いながらも先に点を取られてしまった」長谷川監督も、失点の2分後に決断。市川、マルコス・パウロを同時投入。不安定だった児玉を下げ、岩下を左に回します。ここからようやく清水も「SBが高い位置を取ってクロス」(兵働)という形を狙い始め、さらに枝村と矢島を入れ替え、3トップ気味で勝負に。83分には矢島が反転から放ったシュートはわずかにゴール右へ。アウェイゴール裏から上がる悲鳴。清水の総攻撃が続きます。しかし、したたかさで上回ったのは大分。追加タイムに入ってすぐ、相手の連携ミスを高橋が奪って金崎へ。そしてボールがフリーのウェズレイに渡ると、GKとの1対1を外すはずもなく2点目。そしてタイムアップ。「我々は常に上位に食い込むチームではなかった。歴史を見ても本当に大変な苦労をしたチーム」(シャムスカ監督)が「言葉で言い表わせないほどの深み、重さがある」(同)タイトルを獲得。ホームゴール裏を埋め尽くした青いサポーターと選手が喜びを分かち合った大分が、クラブ史上初めての栄冠を手にしました。なお、大分歓喜のシャンパンファイトは大いに盛り上がったようで、シャムスカ監督の会見は試合終了後1時間を過ぎてようやく開始されたことを付け加えておきます。 AD土屋




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