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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年11月22日

J2第43節 横浜FC×仙台@ニッパ球

foot!
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「勝ち点3を獲りにここへ来た」と仙台のキャプテン、リャンヨンギ。2位山形との勝ち点差は5。自動昇格のためには、1つの勝ち点も落とせない仙台は「序盤はいい入り方ができて」(仙台・手倉森誠監督)相手を圧倒。開始10分でCKを4本獲得し、一方的な展開に。先制点は時間の問題に思えましたが、先にゴールを奪ったのは横浜FC。12分、カウンターから難波のクロスを御給がヘッド。GKがファインセーブで防ぐも、最後は根占がプッシュ。ワンチャンスを決められた仙台はいきなりビハインドを負う格好になってしまいました。するとここからは格段に出足が良くなった横浜FCがピッチを広く使い始め、特に三浦淳宏と太田の左サイドから再三崩しにかかります。さらに序盤はボールロストが目立ったFWの御給がしっかりボールを収め出したことで前での時間ができ、DF陣が落ち着きを取り戻したこともリズムを作った1つの要因でしょう。一方の仙台は「失点してからミスもだんだん多くなっていった」(リャン)「バタバタしていた」(中原貴之)「少し硬くなって焦っていた」(林卓人)と前半に関して並ぶのは反省の弁ばかり。40分の決定機も平瀬のボレーはヒットせず、1点をリードされたままで前半を終えました。それでも後半は開始早々にアウェイゴール裏のみならず、メインもバックも黄色に染めたサポーターを熱狂させます。48分、関口がここまで超人的なパフォーマンスを見せ付けていたエリゼウをサイドに釣り出した上で、ドリブルで抜き去りクロスを上げると二アに平瀬が飛び込み、ゴール。スコアをタイに引き戻しました。ただ、やはり今日の仙台は歯車が噛み合わない印象。相変わらず細かいミスが頻発し、せっかく掴みかけた流れを引き寄せ切れません。そんな展開の定石はきっちり訪れ、60分にはCKの流れから太田が絶妙のクロス。難波が身長で15センチ近く高い岡山に競り勝つと、根占が冷静にフィニッシュ。リードを奪ったのは再びホームチームとなりました。いよいよ追い込まれた仙台。「気になってる部分が少し多過ぎた」ことで交替を控えていた手倉森監督も74分ナジソン、75分永井、78分中原を次々と投入。「最終ラインの枚数を削って」(手倉森監督)なりふり構わずゴールを狙いに行きます。スクランブル態勢を採りながら、エリゼウを中心に豊富な運動量で懸命の守備を見せる横浜FCを前に、チャンスはほとんど創れず時間ばかりが経過。しかし、90分に追加された4分が半分を過ぎた頃、昇格への執念がようやく結実します。斉藤のフィードを「監督から「点を獲れ」と言われて」送り込まれた中原が、エリゼウを体でブロックしながら素晴らしい反転シュート。土壇場で追い付いた仙台。結果はドローとなったものの、「0が1になったので次に繋がる」(中原)何とか最低限の勝ち点は確保して、ゲームを終えました。さて、この結果を受けて仙台と山形の勝ち点差は4に。これで山形が明日の熊本戦に勝てば2位が確定。負けても仙台が残りの2試合を1勝1分けか2連勝した上に山形が1勝もできなかった場合のみ逆転しての2位と、仙台にとって自動昇格はかなり厳しくなりました。手倉森監督も「現実的に3位狙いと選手にも話した。ブレずに来た強みを最後まで見せたい」と語り、選手も「3位という目標がハッキリできた」(中原)「3位に向けて準備していかなくてはならない」(リャン)と気持ちは切り替えたようです。鳥栖が徳島に敗れたため、実質の3位争いは仙台と、明日のC大阪×湘南の勝者に絞られました。とりあえず私は明日NDスタに行ってきます。   AD土屋




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