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このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年10月11日

高円宮杯準決勝 名古屋U18×FC東京U-18@国立

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Jクラブユース同士の対戦となった第2試合。名古屋はここまでの5試合とまったく同じスタメンを起用。対するFC東京は出場停止が2人、大学入試が1人、U-16代表が1人の欠場に、本来のエース山村佑樹(3年)が靱帯断裂明けでベンチスタート。やや苦しい布陣でキックオフを迎えました。非常にベーシックな4-4-2の布陣を敷く両チームだけあって、各ポジションで完全にマッチアップする状態。その中でも共にフィジカルベースの高さが目立ちます。特に本来はトップ下ながら今日はFWに入った岩渕良太(3年)はよくボールに絡んでチャンスを創出。26分には同じく本来はサイドアタッカーながら今日はFWに入った山浦公裕(3年)からのパスを受けて岩渕がGKまでかわしてシュートを放つも、カバーに入った名古屋DFがクリア。ゴールとはいきません。名古屋は小柄なFW奥村情(3年)が高いテクニックを披露しますが、なかなかチャンスには結び付かず、最初の45分はFC東京のペースで推移しました。後半もほとんど互角の戦いが続きます。58分、FC東京の倉又寿雄監督は「行けると言うので彼に託した」と山村を投入。山浦を本来のサイドにシフトして、1点を奪いに出た格好に。この前後もリズムはFC東京だっただけに、より加速度か増す事が予想されましたが、先にゴールを挙げたのは名古屋。69分、矢田旭(2年)のCKに二アで合わせたのはアルベス・デリキ・タケオ(3年)。エースの一発で劣勢の名古屋が先手を取る格好になりました。反撃したいFC東京も72分、山浦のCKからこぼれたボールを岩渕が押し込んで、見事同点弾かと思われましたが、判定はオフサイド。1点の遠さは変わりません。倉又監督も次々とFW登録の選手を投入して猛攻に。82分、山村が右から上げたクロスはファーへ。ここには再三のオーバーラップでアクセントになっていた左SB阿部巧(2年)が。しかしシュートはヒットせず。逆に追加タイムも2分を過ぎた頃、名古屋の三浦俊希(2年)に追加点を奪われてタイムアップ。夏のクラブユース選手権王者は準決勝で涙を飲みました。「今年のチームでDFラインが変わったのは今日が初めて」(倉又監督)というFC東京でしたが、主力の不在を感じさせないパフォーマンスを見せてくれました。惜しまれるのは、シュート数に比べて枠内シュートの少なさでしょうか。フィニッシュの精度が最後まで響いた印象です。対する名古屋は手堅いサッカー。「しっかりブロック作って8枚でしっかり守る」(倉又監督)戦い方は安定感があります。それも奥村とアルベスという2トップが計算できるからでしょうか。残るは決勝戦のみ。同じメンバーで熟成させてきたスタイルの結実まではあと1勝です。   AD土屋




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