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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年09月23日

高円宮杯準々決勝 鹿児島城西高×浦和ユース@西が丘

foot!
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ラウンド16では強豪G大阪ユースを延長で破った鹿児島城西。そのゲームでハットトリックを決めたのが、鹿島入団が内定している高校ナンバーワンストライカーとの呼び声高い大迫勇也(3年)です。一方、関西プリンス王者のC大阪U-18を5-1で粉砕。高橋峻希(3年)、山田直輝(3年)、原口元気(2年)と、既にトップチームでの公式戦出場を果たした選手を3人も擁する浦和ユース。それぞれ高体連、クラブユース最高峰同士の一戦に好ゲームを予想していましたが、始まってみると浦和が完全に主導権を握ります。4-3-3を敷く浦和は、ダイレクトで次々とパスが繋がり、それに3人4人と連動した動きで相手を翻弄。また3トップのワイド、高橋と原口は縦突破、カットインとドリブルで自在にチャンスメイク。鹿児島城西は自陣に釘付けとなってしまいます。それでも15分には大迫が強引に抜け出し惜しいシュート。個の力を見せますが、直後に幸運な形で先制点が入りました。スコアは浦和。なんでもないフィードに鹿児島城西DFが転倒、並走していた高橋が冷静にGKをかわして流し込みます。さらに36分には左サイドでダイレクトパスを3本繋ぐと、さらにダイレクトで蹴られたクロスに田仲智紀(3年)が飛び込み、うまいトラップからボレー。早くも2点の差が付きました。鹿児島城西にとって惜しまれるのは、39分の逸機。大迫のパスから野村章悟(3年)がGKと1対1を迎えるも、シュートはゴール左へ。これが最後まで響く格好になりました。後半はますます浦和が押し込み、60分までに5回の決定機を創ります。66分には再び大迫が2人に囲まれた状態で、左からのクロスに巧みなボディコントロールからシュートまで持っていきますが、GKがセーブ。大迫は孤立無援の中、5本のシュートを放ちましたが、浦和を打ち破るまでには至りませんでした。そして89分には衝撃的なダメ押しの3点目。原口の切り返しあり、マルセイユルーレットありの3人抜きゴール。組織も個人も躍動した浦和が、九州プリンス王者を圧倒し、昨年に続いてベスト4進出を決めました。後半少し緩んだものの、90分通じてゲームをコントロールし続けた浦和。守備でもアンカーに位置する185センチの長身・浜田水輝(3年)は気の効くクラッシャーぶりを存分に発揮。このゲームに限って言えば、攻守のバランスはトップチームを凌ぐ秀逸さだったのではないでしょうか。残念ながらほとんど一方的に押し込まれて敗れた鹿児島城西。中盤の局面でことごとく数的不利に陥り、後手を踏んでしまった印象です。プレースキッカーの大迫希(3年)、空中戦に強さを見せた成元将平(3年)など個の力もあるだけに、是非また選手権で見てみたいチームでした。   AD土屋




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