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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年09月23日

J1第26節 FC東京×磐田@味スタ

foot!
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前節終了時で入れ替え戦枠の16位。今日の結果次第では自動降格圏への転落もありうる磐田をチェックしに、味スタへ行ってきました。結果は3連勝中のFC東京に5-1と完敗。結論から言うと、このゲームから「私はポジティブに捉えている」とオフト監督が語ったような部分はまったく感じられませんでした。「3-1になるまでの60分間は追い付くチャンスがあった」(オフト監督)のは確かなんですけど、それはあくまで数字上での話。2-1で迎えた54分にジウシーニョのヘッドが決まっていれば同点には追い付いていましたが、そこから勝ち点を奪うのも厳しかったのではないでしょうか。まず、1つの疑問としてはカレンロバートの2トップ下起用が挙げられます。元来、スピードを生かして勝負するタイプ。得点を重ねていた時期も、エリア内でのワンタッチゴールが多かったはず。今日の彼はボールを引き出せず、ピッチ上を彷徨うシーンが多く、「チャンスはあったけど形がハッキリしない」と違和感を口にしていました。もう1つの疑問は、交替枠を1枚残したままで試合を終えた采配。64分のカレンに替えて中山投入は頷けますが、松浦は田中の負傷退場を受けてのもの。長身FWの萬代は最後までピッチに送り込まれることはなく、ベンチ入りメンバーにDF登録の選手を入れなかったために、田中の代役としてボランチから一列下がったロドリゴが致命的なミスで5失点目に絡む悪循環。逆に交替選手が2つのゴールを演出したFC東京の城福浩監督からは「ゴールもたくさん奪えて楽な展開」と言われてしまっています。ただ、やはりこういう状況で最も大事になるはずの気持ちが、私には川口と中山からしか感じられなかったのが一番残念でした。勿論気持ちを全面に押し出すタイプじゃない選手もいるでしょうし、気持ちだけ見えればいい訳じゃないですけど、それにしてもという印象。難しい役割に忙殺され、64分にベンチへと下がってきたカレンに監督、コーチングスタッフ、控え選手の誰一人として声を掛けに行かなかったシーンに、現在の状況が集約されている気がしました。「ここで下を向いても仕方ない」と中山。「どうしてもうまくいかない部分が多いが、みんなが一丸となって同じ方向を向いてやるように気持ちを高い位置に保っていきたい」と田中誠。あえてブーイングではなく拍手と歌声で選手を迎えたサポーターに、果たしてどんな結果を贈ることになるのか。残された試合数はもはや8つしかありません。   AD土屋




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