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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年09月21日

J1第25節 大宮×浦和@NACK5

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NACK5スタジアム大宮で行われる、初のさいたまダービー。しかし、試合前から降り続く視界を遮る程の強い雨に、キックオフ直後からは雷も加勢。開始13分で中断を余儀なくされる、波乱含みのスタートとなりました。ほぼ50分近い時間が経過した後に再開されましたが、ゲームは「ブレイクの後の5分くらいはゆっくりした展開」(浦和・エンゲルス監督)になったものの「(中断前の)入りがチームとして凄くよかった」(浦和・高原直泰)浦和の流れに。ポンテに加えて、明らかに復調してきた高原と、ボールの収まり所が2つあることで連動した攻撃が見られ、大宮を押し込みます。その展開が結実したのは27分。左サイドで相馬が縦パス。受けた高原は飛び出したGKを一度はかわしましたが、処理にもたついてしまいます。それでも態勢を立て直すと力強くゴール。エースのリーグ5点目で、アウェイの浦和が先制しました。前半はほとんど攻撃の手を繰り出せなかった大宮。「中断した後、失点の前後まで攻守の切り替えで先手を取られた」と樋口靖洋監督は語りましたが、外国人2トップがボールを収められず、カウンターも意志の疎通がチグハグでフィニッシュに行く前に潰えてしまうシーンが大半。特に攻から守の切り替えは難しい対応を迫られていた感が否めません。後半も基本は浦和ペースで推移。今日際立ったのはポンテ。やはり彼がフル稼働した時の攻撃陣は迫力が違います。本人は「100%ではないが試合をこなしていく中で上げていきたい」と言うものの、コンビネーションが構築されているとは言い難い2トップのみならず、ワイドをも自在に操り、何度もチャンスに絡んで行きました。また山田とボランチでコンビを組んだ細貝の出来も秀逸。バランスを見ながら、前へ出ていくタイミングもかなり整理されている印象です。今日はそれほど闘利王のオーバーラップが見られなかったことを差し引いても、貢献度はかなり高かったのではないでしょうか。一方、「2トップとボランチの間が開いてしまった」(樋口監督)大宮はなかなかシュートに持ち込むこともままなりません。ターゲットのラフリッチも機能せず、個人としてのシュートもゼロ。内田、桜井を相次いで送り込み、3ボランチ+2トップ下に変更した中盤も残念ながら奏功せず、87分にCKから富田がヘディングで叩いたボールもゴールへは届かず。新本拠地初のダービーを勝利で飾ることは叶いませんでした。個人的にはラフリッチを森田と早い段階で替えてもよかったのかなと。終盤はこの2人が最前線に並びましたが、ロングボールが増えた訳ではなく、ややチームとしての意図が見えなかった感じがしました。相手に与える脅威を考えると、競り勝てなかったラフリッチよりは運動量の落ちたデニスマルケスだったでしょうか。今日に限っては、結果こそ最少得点差でしたが、チームのパフォーマンスにはそれ以上の差が存在したように思いました。    AD土屋




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