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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
滝澤と根占がボランチ、三浦淳がトップ下の4-3-3でスタートした横浜FC。「今日は攻撃的で強気に行こう」とは都並敏史監督。実際、やや共に蹴り合い主導権を奪い合う中で、18分にはアンデルソンが決定機を迎え、これは外れたものの28分、中途半端に飛び出したGKをかわしてアンデルソンが先制ゴール。確かに流れを掴んだように見えました。しかし、相手の思わぬ布陣にも「監督からすぐ指示が出るので、焦らずそれを忠実にやった」と山形の長谷川。事実、「サイドにうまく付けると、SBが食い付くのはわかっていた」(山形・小林伸二監督)という言葉通り、嫌な失点からたった4分後、サイドで石川ががら空きになった裏のスペースへボールを送ると、フリーで抜け出した豊田が冷静にフィニッシュ。あっさり同点に追い付きました。膠着していた後半も、突如として避難が必要なくらいの豪雨に見舞われ始めた直後の68分、「急に雨が振り出したのでチャンスだなと。(ディフェンスは)やりにくいですから」と小林監督が感じたCKからレオナルドが豪快なヘッドを突き刺し、力強く逆転に成功。さらに77分にはジョーカー宮崎がゴラッソ。81分にはやはりサイドから上がった宮本のクロスを、チーム得点王の長谷川が通算11ゴール目となる打点の高いヘディング。いきなり「嫌な形で点を取られた」(小林監督)にもかかわらず、チームとしてやるべきことの浸透度で遥かに上回った山形が、“危なげない”逆転勝利で昇格へ向けて確実に勝ち点3を積み上げる結果となりました。都並監督は「リスクを賭けた分だけ4失点は仕方ない。チームが若いなと」とのことでしたが、布陣をいじり、リスクを賭けた結果がシュート6本では寂しい数字。山形には今季3連敗を喫し、サポーターから巻き起こった大ブーイングもやむなしでしょう。一方、山形がこのゲームに際して抱える懸念材料の1つは2トップの組み合わせでした。前節の甲府戦で先発した豊田と長谷川は機能したとは言い難く、監督も入れ替えを示唆していました。しかし蓋を開ければ「相手にとっての負担と脅威を考えて」(小林監督)、今日も同じ2人を起用。序盤こそ動きが重なるシーンも散見されましたが、「前半途中から動き方もわかってきた」と長谷川。豊田が中央、長谷川がサイドに流れるという構図が見え出してからは、機能しているとは言い切れないまでも、プレーの棲み分けはされた印象。お互いキッチリ得点も奪い、大袈裟ではなくJ2最強の2トップになり得る可能性を十分に感じさせてくれました。78分からは加入したばかりの馬場憂太も試運転。山形にとっては「かなり収穫のあったゲーム」となった33節。残るはもう11試合です。信じられないどしゃ降りの中で、最後まで声援を送り続けていた皆さん、お疲れさまでした。 AD土屋
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