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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年08月28日

J1第23節 川崎×新潟@等々力

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CBの千代反田を出場停止で欠いた新潟は、本来右SBの内田を中盤センターに、左SBの松尾を右SBに、さらにCBには千葉を起用。実戦ではかなり珍しい布陣で臨みましたが、「慣れるまでに時間がかかった」と鈴木淳監督も認める通り、特に攻撃面においてちぐはぐなゲームの入り方になってしまい、まったく攻める形ができないままに序盤から川崎の猛攻にさらされます。15分を過ぎてようやく両SBも上がるシーンが見られましたが、今度は急造布陣からかサイドの裏のスペースを使われるシーンが頻発。すると22分には、軽い対応の松尾を反転で置き去りにした黒津が「ボールを持ち出す所までイメージ通り」というドリブルシュート。攻勢に見合った先制点を川崎が奪いました。さてリードした川崎は、抜群にチームの出来がよかったようには見えなかったのですが、前述した相手のスペースケアの甘さと「くさびを入れて取られて、そこからカウンターを受けた」と鈴木監督も嘆いた部分が、スタイル上うまくマッチした印象です。さらに37分にはCKのチャンス、「ケンゴから珍しくいいボールが来た」と笑う伊藤のヘディングで追加点。それまでの流れを見ても、ここで試合の趨勢が決したような感はありました。後半に入っても、“クラブ後援会2万人越え祭”に登場した御輿の威勢に後押しされてか、矢野の決定機を防いだ直後の55分、波状攻撃から最後はチョンテセがオーバーヘッド気味のボレーを叩き込み、3-0。祭りに花を添えました。厳しくなった新潟は、61分にアレッサンドロが放ったシュートのこぼれ球を矢野が詰めて1点を返しましたが、文字通り報いたのは一矢。得点後の10分くらいは、右SBに回った松下が基点になっていい時間帯を作ったものの、田坂を投入して4-4-2でバランスを整えたホームチームが再び牙を剥きます。そして88分、途中出場の我那覇が中へ送ったボールに合わせたのは、これまた途中出場の田坂。記念となるJリーグ初ゴールで打ち止め。結果から見れば、文句のつけようがない大勝で川崎がホーム等々力では3試合ぶりとなる勝ち点3を獲得しました。新潟は序盤の混乱を差し引いても、やや覇気がなかった感じです。「失点してしまうと、得点は多く挙げられないので沈んだような状態になる」と鈴木監督が語った通り。今日に限って言えば、寺川、内田の両中盤センターから展開のボールが少なかったのも、手詰まりの一要因だったと思います。勝った川崎は、確かに「欲を言えば前半もうちょっと点は取れた」(川崎・中村)し、「1失点は余計」(同)だったものの、混戦の優勝争いにおいては何より勝ち点3を積み重ねることが大事。得失点差を考えても、勢いになり得る勝ち方だったのではないでしょうか。懸念材料があるとすれば、これで7試合連続ノーゴールとなったジュニーニョ。今日も前半6本、後半4本(いわゆる決定機は5回)のシュートは全て空砲。好調時ならGKをかわしたり、ボールを浮かせたりしそうな間合いでも、力んでGKにぶつけるシーンが散見。やはり川崎優勝へのキーマンは間違いなくこの10番でしょう。PKでも何でもいいので、エースの1点がさらなる川崎浮上への起爆剤になるように感じました。最後に、“後援会2万人越え祭”で2万人目の会員に手渡された記念品が秀逸。(1)ふくしまの米2万粒(2)ゲータレード2万ml(3)HUB飲食券2万キロカロリー(4)フロンターレティッシュ2万枚(5)フロンターレサランラップ2万cm、以上。相変わらず川崎のイベント系はパンチ効いてますね。写真の“神”は武蔵小杉駅周辺に降臨していますよ。  AD土屋




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