デイリーサッカーニュース Foot!

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2008/07

S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年07月16日

J1第17節 FC東京×G大阪@国立

foot!
  • Line

「ガンバのようにボールをポゼッションしていくことを今年は目指してトレーニングしてきた」とFC東京の城福浩監督。“人もボールも動くサッカー”というのが日本サッカーの理想型なら、もうここ数年ずっとそれを高い次元で体現しているのがガンバ大阪。そして今年そのチームを支えているのがルーカス。攻撃的な複数ポジジョンをこなせることで、チームの苦況を救ってきた彼にとって、古巣相手の初ゲームに注目が集まります。そして開始6分、いきなりそのブラジリアンが大仕事。安田のクロスからこぼれたボールをプッシュ。ゴール裏のFC東京サポーターにキツい再会の挨拶を届けました。しかしFC東京もすぐに反撃。19分、梶山がFKを素早く左へ出すと前節に続いて左SBに入った徳永がカットインから「ゴールに近かったんで第一に考えた」思い切りのいいミドルを右スミに突き刺し、同点に追い付きます。この得点の少し前から東京がペースを掴んでいましたが、キーマンは浅利。繋ぐ所と勝負する所の見極めが絶妙で、彼から展開した流れがかなりチャンスに結び付いていました。あとは久々のスタメンだった長友の積極性。「前だったらもっともっと行けた」というものの、同サイドに入った石川の好パフォーマンスも手伝って、攻撃を活性化させていたのも見逃せません。さて、「予想以上に疲労感があった」(G大阪・西野朗監督)チームがややサイドから押し込まれる形となった前半を「中盤のスライドが遅く、ポジション修正も遅かった」と見て、「2トップを縦にして、ルーカスと二川のディフェンススタートラインをワイドにさせた」西野監督。しかしこれも十分ではないと判断し、後半開始から3-5-2にシフトして対応を図ります。すると、右WBに投入された佐々木が鋭い仕掛けから何回もクロスを繰り出し、徳永に握られていたサイドの主導権を取り戻しました。一方の城福監督は56分に好調だった石川をエメルソンに替えています。これについては「縦、縦で行くと長友も90分持たない。あそこで少しタメて出ていくようにリズムを変えたかった」と城福監督は説明。結果的にエメルソンはパスもドリブルも引っ掛かるシーンが多く、奏功はしませんでしたが、一つの鍵を握るサイドに対する両監督の攻防は見応え十分だったと思います。終盤は下平と倉田を投入したG大阪が押し込みますが「最後はエネルギー不足」(西野監督)。お互いに勝ち点1を分け合って終わりました。確かに後半はお互いミスも目立ち、ややドローもやむなしのような展開になりましたが、今野のCBや徳永の左SB起用、G大阪の4-4-2から3-5-2への移行などディテールも含めて見所の多いゲームだったのではないでしょうか。   AD土屋




  • Line