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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年07月13日

J1第16節 千葉×札幌@フクアリ

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勝ち点で2の差がある17位札幌と18位千葉。千葉が勝てば順位が入れ替わり、札幌が勝てば一気に5つの勝ち点差がつくという「負けたチームにとってダメージの残る」(札幌・三浦俊也監督)大一番は開始わずか2分で動きます。藤田のFKは中央で混戦に。クリアにいち早く反応した中山のシュートは、クロスバーを叩きながらもゴールの内側へ。最初のチャンスかつ最大のストロングポイントでアウェイの札幌が先制しました。ただ、千葉も5分、9分と際どいシーンを創り出して応戦。慎重なゲームが予想される中、いきなりの打ち合いに。そして13分にもゴールが生まれます。右サイドをうまく抜け出したダヴィの強烈なミドルがGKのニアサイドをぶち破り追加点。あまりにシュートスピードが速かったのと、ネットに跳ね返ったために逆のゴール裏にいた札幌サポーターもしばし時間が空いてから歓喜に沸く程のゴラッソで、なんと札幌が早くも2点のアドバンテージを得ました。この日の千葉は巻をベンチに置いて、レイナウドと新居のスタメン。しかし、前半は中央へ放り込むボールが非常に多く、そのほとんどがことごとく札幌のCB箕輪と西澤に跳ね返される状況に。谷澤は高い技術でアクセントになり、22分にはレイナウドの頭にピンポイントクロスを合わせたものの、その他はチャンスに結び付きません。さらにFWアンデルソンが負傷退場したため、三浦監督はボランチに入っていた西を前に上げて、純マーカスを投入。結果的に彼が厳しいプレスや、セカンドボールを奪取したことで守備も安定していきました。ボスナーのFKがクロスバーを直撃するシーンこそありましたが、それ以外はほとんどピンチもなく、「多少優位に立てた」(三浦監督)札幌の流れで、まずは45分が終了しました。ホームで腑甲斐ない前半を見せた千葉は、後半いきなり決定機。49分、坂本のクロスをレイナウドが頭で狙いましたが、ここはGK高木のスーパーセーブに弾かれます。さらにハイボールのターゲットという、ややかわいそうな役割だったレイナウドと、スピードを生かすスペースが見い出せずに埋没した苔口に替えて巻と米倉を送り込み、3点を奪いに行きます。しかし、次のゴールが記録されたのも札幌。60分、坪内のヘディングを受けたのは再三馬力のあるドリブルで千葉DFを困惑させていたダヴィ。力強く突き進むと、利き足とは逆の右足でねじ込み、0-3。「そこまでチャンスがある訳ではなかったが、サッカーではこういうことがよく起こる」とは千葉のアレックス ミラー監督ですが、札幌から見ればセットプレーでの先制点にエースの追加点、さらにポゼッションさせながらもカウンターからダメ押しと、結果から見れば磐石の試合運びでの完勝でした。三浦監督は「紙一重のゲームで、もう少しで入れられそうだなという場面も多かった。内容には満足していない」と厳しい評価でしたが、試合後に会うと「アイツは凄かったな」と箕輪のパフォーマンスを絶賛していましたね。実はリーグ戦では初の完封勝利。浮上のキッカケは掴んだかもしれません。さて試合が終わるとバックスタンドからもブーイングを浴びた千葉。ミラー監督は「悪い負けは悪い負け。今日の試合は悪かった」と語りましたが、巻が入る前にはロングボールを多用し、入った後には放り込むシーンがほとんど見られないなど、どうにもチグハグな印象です。裏のスペースがほとんどない相手に苔口をスタメンで使うなど、首を傾げたくなる部分も。最後まで声援を送り続けてくれたサポーターのためにも、中2日で迎える次節のアウェイ新潟戦では気持ちを見せなくてはなりません。  AD土屋




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