デイリーサッカーニュース Foot!

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

最近のエントリー

カテゴリー

アーカイブ

2008/06

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2008年06月25日

J2第22節 湘南×山形@平塚

foot!
  • Line

まさかの3連敗を喫し、1試合の休みを挟んで今日を迎えた湘南。一方、前節甲府に敗れ、連勝が6でストップした山形。今後を考えても特に負けたくないゲームは、序盤から「打ち合いみたいに」(山形・小林伸二監督)ボールが行き来する忙しない展開になっていきます。湘南はこのゲームに「ダイナミックなプレーができる」(湘南・菅野将晃監督)永田を、本来のボランチではなく右のSHで起用。相手のキーマンである石川のオーバーラップをかなり抑制することに成功します。しかし、いつもと逆のSHに入ったアジエルが生きず、結局前半の終盤には左右を入れ替えることになりました。対する山形は、アジエルの対面になった財前が比較的空いたものの、小林監督は「パスのタイミングが早くて周囲と呼吸が合わず、守備でも右SBの宮本が1人で応対している」と判断。25分過ぎにFWの北村と財前のポジションを入れ替えます。ここからはボールが回り始めた山形の流れに。33分には財前のスルーパスに長谷川、35分は再び財前のクロスに佐藤が飛び込みますが、前者はサイドネットに、後者はポストに弾かれ、ゴールを奪えません。すると42分、ハーフカウンターから石原が25m近いミドルを左スミにねじ込むファインゴール。“産業能率大学スペシャルデー”ということで多数来場した女子大生の歓声が響き、湘南がリードしてハーフタイムに入りました。さて、ビハインドを負った小林監督は後半開始から財前に替えて、「点が取れてるしコンディションがいい。スタメン起用も考えたが3つのポジションができるので我慢した」宮崎を投入。これが当たります。「相手もまだマークにつけてなかった」(宮崎)47分、左サイドで繋いだボールは斜めに入ってきたその宮崎へ。「すげーボテボテ」と本人が振り返ったシュートはそれでもGKの伸ばした手をすり抜け、山形が同点に追い付きました。その後の展開はハッキリしたもの。ポゼッションからサイドを崩す形とセットプレーで勝ち越しゴールを狙う山形。本来のポジションで躍動感を取り戻したアジエルを中心にカウンターを仕掛ける湘南。驚異的だったのはチャンスこそ少ないながらも、アジエルが絡むと必ず決定機に結び付いていたこと。4度はあった勝ち越すチャンスすべてに関与していましたが、最後の詰めを欠いてゴールは奪えません。結局後半にスコアは動かず、ゲームは1対1のドローで終了しましたが、「山形とがっぷり四つで戦えた。3連敗している中で我々にとって収穫」(菅野監督)「チャンスもあったがピンチもあった。負けなかったし、勝ち点1取れたんで次に進んだ」(小林監督)と両指揮官共に納得のゲームだったようです。試合後、山形サイドでしきりに聞かれたのは前回対戦との比較。「前回は押し込まれる中でセットプレーの1点で勝った。今日はうまくボールも回せたし、チャンスも作れた」と小林監督が総括したように、現在の順位は自分たちより下とはいえ、開幕前からの昇格候補である湘南に、自分たちのスタイルが特に後半は十分通用したことが手応えに繋がっていたようです。写真は競技場付近にあったモニュメント。  AD土屋




  • Line