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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年06月29日

関東リーグ後期第5節 NPO Y.S.C.C.×FC町田ゼルビア@三ツ沢陸上

foot!
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11戦9勝2分け44得点10失点。圧倒的な戦績で今年も関東リーグ首位を独走しているFC町田ゼルビア。今日引き分け以上だと優勝が決まるということで、三ツ沢陸上競技場に来てみました。昨年は関東リーグ1部昇格初年度にもかかわらず、凄まじい勢いで優勝をかっさらったゼルビアでしたが、地域決勝大会では惜しくも1次リーグ敗退。今年は監督に戸塚哲也氏を招聘し、JFL昇格を目指して再び快進撃を続けているんです。まあ山口貴之らJリーグ経験者8人在籍というのは地域リーグにおいて強烈。本気度は間違いないですね。さて、会場に着くとY.S.C.C.のスタッフがお出迎え。配布されていたのは、チームカラーの水色で作られたフリーペーパー「LA12!!(ラ・ドセ!!)」。ゲームレポートに、選手インタビュー、さらに過去のゼルビアとの対戦成績まで掲載!これさえ読めばY.S.C.C.の色んなことがわかっちゃう貴重な資料を無料で頂いちゃいました。激しい雨の中でキックオフされたゲームは、序盤こそゼルビアが左サイドを中心に攻め立てますが、数回のチャンスを逃すと24分にはCKをDFがクリアしきれずまさかのオウンゴール。Y.S.C.C.が先制します。43分には左CKの流れからゼルビアがゴールネットを揺らしましたが、CKがラインを割っていたとの判定でノーゴール。1-0で前半を終えました。ハーフタイム中ずっと歌い続けてくれたサポーターに応えたいゼルビアでしたが、後半に地力を見せ付けます。51分、アシストランクトップ・石堂和人のクロスに得点ランクトップ・勝又慶典が頭で押し込み同点に。すると58分にはここまで決定機をことごとく逃していた蒲原達也が素晴らしいドリブルシュートを決めて逆転。続けて68分に石堂のCKを小池央祐がヘディングで3点目。さらにPKで加点したゼルビアが結局4-1と勝利し、2試合を残して見事連覇を達成。サポーターと共に喜びを分かち合いました。私はどちらも今日初めて見たんですけど、技術的にはそこまで差がないように見えました。ただ、90分間走り切るフィジカル面ではやはりゼルビアが数段上。1人交替しただけで最後まで落ちない運動量は素晴らしかったと思います。昨年の地域決勝大会を接戦の末に勝ち抜いた3チームが今年のJFLで健闘していることを考えたら、ゼルビアにもかなりのポテンシャルがありそうですし、関東で見ることのできるJFLのゲームを増やしてくれる意味でも是非地域決勝大会も頑張ってほしいです。さて、実は今日最大の収穫は、Y.S.C.C.の“色々”を垣間見れたことでした。「LA12!!」もそうだし、手作りのマッチデイプログラムもいい感じ。さらに、濡れたベンチを前に観客の方が座るのを躊躇していると、すかさずY.S.C.C.のジャージを着た若者が手持ちのタオルでサッとベンチを拭く気遣いまで。アレはなかなかできません。そして一番衝撃的だったのは試合直後。敗れたばかりの選手たちが全員出口の方に向かっていくんです。まさかとは思いましたが、そのまさか。選手全員で来場者をお見送りしてたんですよ。今年も1枠しかない地域決勝への夢が破れた直後だというのに笑顔でお見送り。いつものことなのかもしれませんが、人間できてます。ちょっと引き分けが多くて勝ち点伸びなかったみたいですが、負けたのはゼルビアの表裏のみ。2年間吹き荒れたゼルビアタイフーンが過ぎ去れば、再び関東→JFLの有力候補になるでしょう。今年もまだ全社が残ってますから、Y.S.C.C.の動向にも注目していきたいと思います。ちなみに三宅大輔監督はプレイヤーマネージャー。今日も残り5分で登場してました。ビアリ、ワイズ、古田の系譜ですね。  AD土屋




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