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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
日曜のみちのくダービーに引き続いて、今日は北関東ダービーを見るために前橋へ行ってきました。ただ草津にとって、この一戦はダービーを遥かに上回る意味のあるゲームだったんです。それは“連勝”。Jリーグ昇格後、チャレンジすること23回。そして跳ね返されること23回。24回目を迎えた今日は、植木繁晴監督もスーツでベンチに入り、キックオフを迎えました。前半は「自分たちがコントロールして我々のゲームだった」と木山隆之監督が振り返った通り、水戸が主導権を握ります。1・5列目気味の赤星がよくボールに絡み、中盤ワイドの菊岡と堀も仕掛ける意識が高く、何度も相手ゴールを脅かしすと27分には赤星のミドルがクロスバーを直撃。草津サポーターは肝を冷やしますが、この直後に歓喜が待っていました。28分、ゴールまで30m以上ある距離から松下が「リズムを作るために思い切って蹴った」強烈なミドル。これが見事にネットへ突き刺さって劣勢の草津が先制。悲願に一歩近付きます。しかしこれを機にリズムを引き寄せたいものの、相変わらず水戸の時間は続き、35分には菊岡のシュートがDFに当たって右ポストへ。さらに40分には秋葉忠宏の信じられないようなミスからカウンターを食らい、最後は菊岡のクロスをクリアしきれずオウンゴールを献上。「後ろを固めたかったので、多分Jの中でないような平均年齢のスタメン(29.09歳)で何とか前半はゼロに抑えたかった」(植木監督)中での失点には、選手も落胆を隠し切れません。追い打ちをかけるかのように、ハーフタイムに行われた“サポーター&マスコット対決”の障害物競争でも、ムカデ競走→ボール手渡し→平均台渡り、という流れの中で、草津チームは最初のムカデ競走で足を結んだロープがほどけず、余裕を持ってゴールした水戸チームに完敗。悪い流れを引きずって、後半へと入りました。後半のポイントは選手交替。まず植木監督は、秋葉忠を下げてFWの後藤を投入します。さらに鳥居塚と櫻田をスイッチ。この2枚目の交替あたりから「前へ前へという意識が強くなっていった」(島田)草津に対して、「運動量が若干落ちていたので、勢いをもう一度出したかった」という木山監督の判断から、水戸が効いていた堀と菊岡を相次いでベンチへと下げたことも影響し、ホームチームが主導権を握ってゲームを進めます。それでもいい所までは行きながら肝心のゴールは遠く、スタジアムを何度も包む深い溜息。そして気付けば所定の90分は過ぎ、追加タイムは短めの2分。植木監督は「引き分けを覚悟した」と振り返り、おそらくは大半の草津サポーターも24度目の悔しさを受け入れる準備をしていたであろう、まさにラストプレー。田中のロングスロー、水戸DFのクリアは小さくボールは松下の前へ。「弾み方が難しくてちょっと遅れたかと」思いながら放ったハーフボレーは、混線のゴール前をまるで意志を持つかのようにすり抜け、そのままゴール左スミへ。その時、メインスタンドもバックスタンドも沸騰。頼れるキャプテンが見せた起死回生の決勝ゴールで、とうとうザスパ草津がJリーグ昇格後初の連勝を達成し、サポーターと歓喜を分かち合いました。試合後の会見で植木監督は「やっと壁を突き抜けた。選手たちにおめでとうございますと言わなきゃ」と笑顔。W杯を経験しているチェソンヨンも「1勝がこんなに嬉しかったのはサッカー人生で初めて」と語り、殊勲の松下は「チームとしてなかなか越えられない壁を越えられて本当に嬉しい。これからは連勝が当たり前になるようにしたい」と噛み締めるように話しました。ようやく辿り着いた2連勝。その道のりの長さを考えれば、勝ち点6という対価は物足りない気もしますが、これでようやく次の明確な目標にステップアップすることができます。試合後に何人もの選手が、「まだ2連勝しただけ。もっと先を目指していきたい」という主旨の話をしていたことも頼もしい限り。2008年5月21日は、クラブ史に残る一夜になりました。写真は正田スタ名物・いかぴっちゃん。大阪名物「イカ焼き」を群馬風にアレンジしたピザ風味の逸品です。マジうまいっす。 AD土屋
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