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このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

スタッフブログ 2008年02月06日

W杯アジア3次予選 日本×タイ

foot!
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あんな寒そうなスタジアムはなかなか見られないですよね。
マジェールを彷彿とさせるような雪が降りしきる中で
南アフリカへの第一歩を踏み出した岡田ジャパン。
“とにかく勝ち点3を奪うこと”という今日の大命題から考えれば
ほぼパーフェクトなW杯へのスタートを切ったと言えるのではないでしょうか。

私が個人的によかったなあと思ったのはスタメンの顔触れ。
まあ巻が脇腹を痛めていたという事情はあったにせよ
実戦テストで結果を出した山瀬がキッチリスタメンに名前を連ねていましたね。
ここ最近の代表は、準レギュラークラスと目されている選手が
ゲームで活躍を見せても、なかなかすぐにスタメンとはいかないことが
多かったように思うんです。まあ今日のパフォーマンスはイマイチでしたが
競争原理という意味でも、ああいう起用にはグッと来ました。
でもやっぱり今日のゲーム最大の見せ場は、ティーラテープの超絶無回転ミドル。
ボールを受けてからの反転と、あの思い切りの良さ。
あれじゃあさすがの川口でもどうしようもないでしょう。
アレを見た時、私は2005年コンフェデ・ブラジル戦の俊輔弾を思い出しましたよ。
金子達仁さんの言葉を借りるなら「生涯最高のゴール。今までも、そしてこれからも」
いいモン見せてもらいました。

試合自体は、開始からタイも結構アグレッシブに前から来てましたが
なまじ日本がセットプレーを連続で奪うなど完全に主導権を握ってしまったので
「ああ、やっぱり強いなあ」って、結局タイが自陣に引きこもってしまった感じでしょうか。
そこから低いDFラインを切り崩せずに苦しんでしまった印象ですね。
まあどうしようもないゴールだったとはいえ、失点直後の得点が
よりタイに勇気を与えてしまって、自信を持って力強く守りに入ったと。
展開的に2列目から飛び出せるほどスペースもなかったですし、
トップがクサビを受けてCBを釣り出す動きも少なかったので
1人でトップ下を務めた山瀬にとってはちょっと可哀想な展開だったと思います。
後半も決して流れが変わったようには思えなかったですけど
山瀬の強引な突破→憲剛の反応速度の速さ→大久保の反応速度の速さ、で
ゴールが生まれてからは、もう危なげないゲームになりました。
しかし中澤のヘディングはやっぱり驚異的ですね。
ちょっと後方に来たボールを下がりながらヒットさせちゃうあの能力。
今後も彼の頭は強力なオプションとして非常に重宝され続けるでしょう。

まあホントに、準備期間の少ない中で迎えた初戦という状況を考えれば
過去のW杯予選に比べても上々過ぎる結果。
セットプレーから3ゴールという指摘も出てきそうですが
セットプレーから3ゴールも奪えれば、そりゃ立派な武器。
(1点目のGKのポジショニングと、4点目の超マークミスを差し引いても)
次の予選ゲームは3月26日のアウェイ・バーレーン戦。
まだ1ヶ月以上ある上に、Jリーグも開幕していますから
メンバー選考含めて次回の試合も楽しみになる船出を迎えられたのではないでしょうか。
さて皆さんはどういう感想をお持ちになりましたか。コメントお待ちしています。
写真は殊勲の決勝ゴールを決めた大久保選手がいた頃に撮影したマジョルカ練習場。
DSCF1431.JPG
AD土屋

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