昨シーズンの登録選手39人中、今シーズンも残ったのは8人。
Jリーグから10人、JFLから2人、大学から8人の20人が新戦力という
ドラスティックな改革を行い、Jリーグ昇格へ不退転の決意を見せた栃木SC。
2月2日から千葉県市原市でキャンプインして今日は4日目。
始動後、初の対外試合ということで市原スポレクパークに行ってきました。
でも、現地に着くとそれらしき人の姿はなし。
アレ、アレ、おかしいなあと思いながら事務所の方に尋ねると
「雪の影響で天然芝のピッチが使えなくてねえ、会場変わったんだよ」とのこと。
「ぐはー、ツイてないなあ」と思ったんですけど、その事務所の方がホントいい方で
なんと会場まで車で連れてってくれたんです。オジサン、ホントありがとうございました。
ということで何とか辿り着いた八幡公園球技場。何とか試合にも間に合ったので一安心。
柱谷幸一監督にも挨拶をして、試合が始まります。
45分×2本のゲーム、1本目は現状プレーできる選手の中での
レギュラークラスが顔を揃える布陣となりました。
※カッコ内は新加入選手の前所属
GKは武田博行（水戸）→30分より柴崎邦博（大宮）、
DFは右から赤井秀行（流通経済大）、照井篤、
鷲田雅一（山形）、入江利和（ジェフ・リザーブス）、
MFは豪華で小林成光、向慎一（法政大）、落合正幸（川崎）、佐藤悠介（東京V）、
FWには横山聡、稲葉久人（法政大）というスタメン。大卒の選手が3人も出てます。

ゲームは1本目の18分に、ルーキ稲葉がこぼれ球を押し込み先制。
その後も佐藤のFKは相手GKのファインセーブ、小林のシュートはポスト直撃と
かなり押し込みながらもゴールはその1点のみで45分が終了します。
後半は、9人を入れ替えてスタート。京都からレンタル中の田村仁崇、
60分からは仙台から加入したドレッドＧＫ小針清允も出場。
大卒選手もさらに3人が出てきました。実際は本来のポジションではない所で
使われていた選手も多かったらしく、やや劣勢の時間帯も増えてきます。
74分にはFKをポストにぶつけられるシーンもありましたが
その後もスコアは動かずタイムアップ。1-0で新生・栃木SCの初陣を飾りました。
柱谷監督によると「まだ攻撃面はあまり取りかかってないんだよねえ」とのこと。
確かに攻撃の連動はスムーズとは言い難かったですけど、
何度かシンプルに裏を狙う動きからチャンスも作っていました。
DFラインはフラット4の“THE”柱谷スタイル。こちらはかなりキッチリしたブロックを形成。
崩されるシーンはほぼありませんでしたね。現時点でもかなり高い完成度でした。
9日にキャンプを打ち上げ、その後は基本栃木でトレーニングを積みながら
横浜FM、水戸、大宮などとTMを重ねて、チームを作っていくとのこと。
3日前にも触れましたが、今シーズンのJFLは相当な激戦が予想されますが
選手・監督・コーチングスタッフ共に1年契約で今年に懸けている栃木SC。
間違いなく優勝候補に挙げられる中で、柱谷監督がどういうチームを作り上げ、
どういう戦いを繰り広げていくのか、今シーズンの栃木は要注目ですよ。
なお、地元・栃木からもメディアの方々が取材に訪れていました。
写真左端が取材を受ける柱谷監督です。

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