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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年01月13日

インカレ決勝 法政大×早稲田大@国立

foot!
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昨年の決勝で1ー6と駒澤に惨敗した早稲田。「あの悔しさを忘れないで行こうというテーマ」(早稲田・大榎克巳監督)で戦ってきた1年間の集大成となる今大会は、準決勝でその駒澤を撃破しての決勝進出。相手は過去2年間で1勝5敗とかなり分の悪い法政となりました。まずいきなり3分、法政の右SB元木数馬(4年)のミドルが早稲田ゴールを急襲。これはGK伊藤拓真(3年)が弾き出したものの、まずは法政がリズムを掴みます。中でも中盤に入った菊岡拓朗(4年・水戸内定)は積極的なボールタッチで攻撃のタクトを奮い、35分には市川雅彦(4年・大宮内定)の決定機をお膳立て、39分には自ら直接FKを狙うなど、相手ゴールを脅かします。対する早稲田はほとんど攻撃らしい攻撃は繰り出せず、守備に追われる時間が続きますが、ハーフタイムまで無失点で凌ぐと「前半は風下を取れたので後半勝負というプランは持っていた」(大榎監督)ことを証明します。49分、「初戦はベンチにも入れず悔しい思いをした」大会最優秀MFに選出された松本怜(2年)からのパスを、大会MVPのキャプテン兵藤慎剛(4年・横浜FM内定)が確実に蹴り込み先制。さらに55分にはCKから藤森渉(4年)がボレーで叩いて追加点。たった10分間で2点のアドバンテージを得ました。苦しくなった法政は63分、本田拓也(4年・清水内定)のスルーパスを受けた市川がシュート、こぼれ球を土岐田洸平(4年・大宮内定)が押し込むものの判定はオフサイドでゴールならず。69分の福田俊介(3年)のヘディングもわずかにクロスバーの上に外れ、点差を詰められません。そしてこれ以降は、早稲田の素早いプレスの前にチャンスを迎えられないままタイムアップ。「法政のシュートミスに助けられた。ラッキーな部分は正直感じている」(大榎監督)ものの「選手個々の成長が今年1年は大きかった。この大会に選手が懸けてくれた」(同)と指揮官も自ら評価した早稲田が13年ぶりの戴冠を果たし、清水ユースの監督に就任することが決まっている大榎監督のラストゲームを最高の形で飾りました。4年前の就任時には実質3部に当たる東京都リーグで戦っていたチームを1年で関東2部に昇格させ、2年目には1部復帰、さらにその翌年はインカレ準優勝。そして今年度はリーグ戦2位に加えて、今日のインカレ優勝と、見事に母校の名門復活を成し遂げた大榎監督。「これからずっと優勝を狙えるような"ワセダ"であって欲しい」という言葉を最後に残して、重責の日々を締め括りました。  AD土屋




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