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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年01月06日

高校選手権準決勝 高川学園×藤枝東@国立

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高川学園は初、藤枝東は実に34年ぶりとなる決勝を目指して激突した第2試合は、高川、藤枝東共にユニフォームの背番号が見にくく、記者席の位置からは非常に選手の判別に苦労するゲームとなりました。さて、高川学園のプランは「前半の20分までは引き気味。高い位置からプレスをかけてワンチャンスあれば狙っていた」(高川学園・白井三津雄監督)というもの。しかし開始から11分で早くもそれは瓦解します。藤枝東へ初めて訪れたチャンス。石神幸征(3年)から横パスを受けた松田純也(3年)が絶妙のタイミングで落とすと、走り込んだ河井陽介(3年)が「思い切り振り抜いた」ボールは豪快にネットへ。ワンチャンスを先にモノにしたのは藤枝東でした。そこからは先制点を奪った側の一方的な展開に。ツートップ下の河井を中心に、昨日のゲームでも見られたショートパスを繋いでスルーパスやクロスを見舞うスタイルから決定機を連発。高川GK洞ケ瀬勇馬(3年)の度重なる好守に追加点は奪えないものの、相手を圧倒します。対する高川学園は失点してから4ー3ー3を4ー4ー2にシフト、中盤を厚めにして応戦しますが、前半はシュート2本に押さえ込まれるなど劣勢のままで40分を終えました。迎えた後半はゴールを奪うしかない高川学園が開始からラッシュ。打って変わってボールキープする時間が格段に長くなります。ただそれはむしろ藤枝東の術中。3バックの堅牢は少しも揺らぐ事無く、高川学園の打ち寄せる波をいなし続けます。攻撃面も決して無理をして前には出ていかず、淡々とカウンターに備える磐石の体勢。服部康雄監督が「残り10分くらいからは守り切れるだろうなと感じた」ディフェンス網に最後まで穴は開かず、結局0ー1で藤枝東が14日に行われるファイナルへの挑戦権を獲得しました。一歩及ばず敗れた高川学園の白井監督は試合後、「信頼していた選手が信用にまで確信が高まった。一生懸命やってくれた」と選手たちを讃え、「国立を楽しませていただいた」と感謝の意を述べて大会を総括。校名変更を含む数々の労苦を乗り越えてのベスト4に確かな手応えを掴んだような晴れやかな顔で会見場を後にされました。さて、とうとう決勝の舞台まで辿り着いた藤枝東。相手は昨年のインターハイ3回戦で敗れ、「一番やりたかった」(服部監督)「リベンジを果たしたい」(河井)流通経済大柏に決まりました。静岡対千葉、あえて言えば新旧のサッカー王国対決。46試合を経て最後に残ったカードは非常に興味深い一戦。一週間後が今から楽しみですね。  AD土屋




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