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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2008年01月27日

新人戦埼玉決勝 正智深谷×本庄第一@NACK5

foot!
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新人戦シリーズ第2弾は埼玉。会場はNACK5スタジアムで、オーロラビジョン使用にウグイス嬢の場内アナウンス付き。入場時にはFIFAアンセムと気合いが違います。さらに驚くべきは本庄第一の応援。サッカー部のみならず、制服組に加えて驚愕のチアガールまで動員。300人余りの人たちが声援送ってました。さてこの2校、埼玉以外の方にはあまり馴染みのない名前かもしれません。正智深谷は、5年前に埼工大深谷から改称されたラグビーの名門校。近年はサッカーにも力を入れていて、昨年の選手権予選では決勝まで進出。埼玉栄に延長の末に惜敗しましたが、注目されている新興勢力です。本庄第一は正直よくわからないのですが、今大会は西武台、埼玉栄、浦和南と強豪を連破してのファイナリストですから侮れません。ちなみに女子サッカー部は名門。なでしこジャパンの磯崎浩美、中岡麻衣子、山郷のぞみは同校の卒業生です。相変わらずインフルエンザを喚起しそうな寒さの中でゲームは始まりました。チアガールの羨ましい後押しを受け、いきなり数十秒で決定機を迎えたのは本庄。しかしこれが外れると、そこからはツートップが割と低い位置まで下りてきて、クサビを当てて2列目が飛び出す形から深谷が主導権を掌握。中盤のワイドにもテクニックのある選手を配し、積極的な仕掛けから本庄を自陣に押し込めます。ただシュートこそ多いものの、ゴールを予感させるシーンは少なく、35分にCKから放った2度の決定的なシュートも本庄GK高田慶樹(2年)が奇跡的な反応で掻き出し、前半はスコアレスで終わりました。後半はツートップを2枚とも入れ替えた深谷がさらに一方的に攻め込みます。しかし仕上げの精度が低く、前半以上にゴールは遠い印象。68分にようやく掴んだPKのチャンスも、再び高田の超人的なファインセーブに遭い、こぼれを拾ったシュートもクロスバー直撃。どうしても先制点が奪えません。しかし72分、カウンター気味に抜け出した交替出場の根岸功(2年)がドリブルから右足を振り抜くと、ボールは高田の股間を破りネットへ到達。正智深谷がリードを奪いました。さらに81分には前掛かった相手の裏を突いて金子昌広(2年)が2点目をゲット。83分に本庄第一も柿沼大樹(1年)がダイビングヘッドで1点を返しますが、そのゴールがラストプレー。ゲームを終始支配していた正智深谷が優勝という結果になりました。2日続けて、およそ結成2ヵ月あまりの新チームの中でも県トップレベルのゲームを見たわけですが、やはり攻撃の構築には時間がかかるんだろうなあという印象を受けました。4チームとも決勝まで勝ち上がって来ているだけあって、守備は整備されています。ただ攻撃のパターンは、個人的に4チームの中で一番強いと感じた八千代でもまだまだ相手を崩しきるレベルまでは達していないのが現状。ここからチームがどう変わっていくのか、また一つ気になる楽しみが増えてしまいました。キリね〜な〜。  AD土屋




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