今日でいよいよベスト8が出揃います。昨日までとは違い風も無く穏やかな気候の市原臨海での第1試合は、2回戦で久御山に苦しめられた流経大柏と1回戦で島原商を破り、2回戦では日章学園を10人になりながらも後半ロスタイムに追いつきPK戦の末下して勝ち上がってきた粘りのチーム北越との対戦。流経大柏は久御山戦の前半で負傷交代したFW上條に代わりスピードのある2年生24番久場を大前のパートナーとしてスタメンで起用。なんと両校ともキャプテンが出場停止という緊急事態の3回戦。試合は、久御山戦とは違いエースFW大前によくボールが集まり序盤から完全な流経大柏ペースに。北越は、攻め込まれながらも踏ん張り、セットプレーとキープ力のある14番FW加藤にボールを預け活路を見出だそうとします。しかし連動した攻撃で試合の主導権を握る流経大柏は前半29分、大前の放ったFKのこぼれ球を2番右SB中富がうまく押し込み先制。流経大柏はその後も攻め続け、前半終了間際にも20番MF田口のヘッドで追加点を挙げ2-0で前半終了。北越はシュート1本しか打たせもらえず。後半、北越は2選手を交代しスタートするも流れは変えられず。流経大柏は出だしからガンガン飛ばし、北越DF陣はさらに勢いを増す流経大柏の攻撃をファールでしか止められなくなります。今日の流経大柏はパスがよく回り、中でも両SBのタイミングの良い攻め上がりと、出場停止の名雪に代わってボランチを務めた本来は左サイドMFの8番村瀬と7番中里の2人がミドルを打ったり前に飛び出したりと、良いリズムを作り出していました。エースFW大前は後半だけでシュート5本、この試合合計9本のシュートを打つも無得点でしたが、前線でよく動き出してパスを受け周りの選手をうまく使っていました。結局、試合は流経大柏22、北越2とシュート数の違いからも分かるように攻守で圧倒した流経大柏が2-0で快勝し初のベスト8進出を決めました。北越GK渡邊とDF陣の粘り強い守備がなければ、間違いなくもっと点差がついていた試合だった思います。流経大柏は、悲願の二冠達成にまた一歩近づきました。 　 石神