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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

スタッフブログ 2007年12月26日

クラシコを終えて

foot!
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遅くなりましたがメリークリスマス!ノバジカの仲野美櫻です。
今年のクリスマスイブの夜は、カタラン(カタルーニャ人)にとって
非常に重苦しい家族の集いになってしまいました。
反対にマドリレーニョ(マドリード人)達はそれはそれは美味しい
ラム肉のオーブン焼きと、シーフード三昧を迎えたことと思います。
(スペインの家庭はイブの夜は決まってエビやカニなどのシーフードと、
子羊のオーブン焼きを食べるのです)
クラシコの試合はバルサが今シーズン成し遂げられていない
課題が浮き彫りにされたと思います。
簡単に言えば「組織プレーができているレアルと、
それができず個人技に頼るバルサ」の図式でしょうか?
そしてもう1つ、クラシコの週、マスコミが散々話題にしていたのが
「ロナウディーニョとデコをスタメンにするのか?」でした。
クラシコ戦の前数週間はずっと2人をベンチに置いてきたライカールト。
その間に、誰も(正直マスコミもファンも誰1人として)期待していなかったグジョンセンの、
守ってよし、攻めてよし、の献身的プレーに皆心打たれ?
グジョンセンとボージャンがスタメンでは?とうわさされていたものの、
その予想(期待?)を裏切って、ライカールトは王道(保守的とも書かれていましたが)の
布陣を組んできました。その結果は皆さんご存知の通り。結果論になってしまうものの、
ボージャンがもっと早く入っていれば、と非常に悔やまれました。
彼が入った時、まるで新しい風が吹き込まれたかのように
バルサの流れが一瞬変わったのですから。
でも反対に、今回の敗戦でバルサが学んだことは、
「もはやロナウディーニョは絶対不可欠な選手ではない」ということでしょうか?
例えばこの試合でロナウディーニョをスタメンで起用しなかったとして、
そして負けていたとしたら、ライカールトはまたマスコミから
「賭けに出すぎた。やっぱりロニーを使えばよかった」なんて言われかねません。
でもここで、大一番で王道の布陣を選択したことで、皆の目にロニーとデコを起用すると、
どういう結果になるかをはっきりと見せた結果になったような気がします。
試合翌日の新聞にも「自分たちはロニーが必要か否か、
そんな愚問に執着しすぎたのだ。大事なのはチームだ。
彼1人がどうなのかというのは二の次だったのだ」というコメントが載っていました。
それを今まさに組織プレーを展開しているレアルにまざまざと見せつけられたのでした。

世代交代、そんな言葉が沢山の人の頭によぎったと思います。
それにしても皮肉なもので、
バルサとレアル、どちらかが調子がいい時はどちらかが悪いものですね。
バルサがリーグ2冠、チャンピオンズ優勝を成し遂げた時、
バルサはハングリー精神旺盛な若い選手がいました。
その頃レアルはタイトルを獲る事に飽きた、ギャラクティコ達が君臨し、
それが終焉を迎えるまでレアルの不調は続きました。
今お互いの立場が変わってしまった、そんな風に思います。
とは言え、再生、というのも私は信じています。
皆がもう終わった、とっとと引退しろと言っていたラウルの再生は正直誰もが驚きました。
ロナウディーニョにも再生はあるのでしょうか?
しかしレアルの象徴ラウルと、バルサの外国人で象徴には至らないロナウディーニョは
立場が違うため、比べることはできませんが、
ロニーの今までのすばらしい活躍を目の当たりにしてきたので、
やっぱりもう一度バルサで輝いてほしい、と思わずにはいられません。
無理なお願いでしょうか?彼の再生は移籍以外に道がないのでしょうか?
皆さんはどう思いますか?
DSCF1385.JPG

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