Jリーグ最終節は甲府対FC東京。大木監督、原監督共に今季限りで退任決まっている同士の対戦を観戦しました。試合前のスタジアムは大木監督へサポーターからのメッセージが流れ温かい雰囲気。前節降格が決まったのにも関わらずスタンドはほぼ満員でした。試合前半は完全に甲府ペース。甲府らしいパス回しから何回も決定機が訪れますがGK塩田のセーブなどで得点には至りませんでした。甲府は守備陣もFC東京のサイド攻撃に対してきっちりとついていきフリーでクロスを上げさせずFC東京の攻撃を沈黙させていました。FC東京は前半41分馬場のケガで川口を、後半16分にはリチェーリ投入すると徐々にペースを掴みます。特に川口の前線でのプレスが効いてようやく試合が面白くなって来ました。ただし両チームとも良い形は作るもののゴール決まらずこのまま0-0終わるかなと思われた後半42分FC東京ルーカスがドリブルでペナルティエリア内に入ったところを杉山に倒されてPKを得ます。このPKをルーカス自ら決めてFC東京が先制します。甲府も残り時間僅かながら攻め込みゴール決まりそうでしたが残念ながらタイムアップ0-1でFC東京が勝ちました。甲府大木監督（二部降格）、FC東京原監督（優勝争いに絡めず）は今季限りでクラブ去りますがこの成績の責任は監督だけの問題ではなかったと思います。まあ結果がすべての世界ですからしょうがない事かもしれませんが‥‥。　　　しかし２人がクラブに残したものは計り知れないもの（攻撃サッカー）でした。そしてサポーターからこれだけ愛された監督もなかなか居なかったのではないでしょうか。この２人は人間性も高いし監督してもやりたい事がはっきり出せるので次の監督への口はすぐ見つかりそうですが（贅沢いわなければ）後任になる人はたいへんだと思います。「前の監督より面白いサッカー出来るの？」って見方されますからね。甲斐