今大会も僕は千葉担当として千葉県会場を中心に観戦記をお届けします。市原臨海での第1試合は、3年連続4回目の出場で、ご存じ『セクシーフットボール』の野洲と羽中田さんの母校でもお馴染み、3年ぶり33回目の古豪韮崎との対戦。僕自身、野洲を生で観るのは前大会に続き2度目ですが、こうして一年を経て、再び全国の舞台で同じ学校を観ることができるのは何だがうれしいですねぇ。今日の市原臨海は冷たい風が非常に強く、試合もその強風に左右される展開に。前半は、追い風に立った野洲が細かいパスと個人技で優位にゲームを進めてましたがゴールには至らず。強風の影響か両チームともなかなかボールが前に収まらずに中盤で潰し合う展開が続き前半は終了。後半になると形勢は完全に逆転。向かい風に苦戦する野洲に韮崎が前線から積極的にプレスをかけ、後半10分には10番MF仲田がプレスしてDFからボールを奪い、自らドリブルで持ち込みGKまでかわすもシュートが弱く、戻ったDFがクリア。後半は完全に韮崎ペースでした。後手に回っていた野洲ですが、後半18分に左サイドからのクロスを10番FW坂本がヘッドで決め野洲が先制。あの向かい風の中で少ないチャンスを活かしゴールを奪ったのはさすがでした。その後も韮崎は積極的なプレスを続け、いくつか決定機もありましたが決め切れず1-0で野洲が辛勝。韮崎は、後半の決定機を逃したのが痛かったですね。野洲は、ボランチの内久保を中心に3バックが安定した守備を見せていました。スタメンのほとんどが2年生なので、波があり過去のチームに比べてセクシー度も低めな印象ですが、若いチームだけに勢いに乗ってハマると手強い存在になりそうです。　 石神