デイリーサッカーニュース Foot!

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このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

本日の補足 2007年11月09日

本日の補足

foot!
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今週のブライトナーどうでしたか?
ダイヤモンドサッカーを見ていた世代には大変懐かしい選手ですよね。
ゲルマン魂の象徴のような人でした。
インタビューした場所はバイエルン・ミュンヘンクラブハウスの会議室でした。
強豪クラブなのでいろいろな所にカップやトロフィーが飾ってあるのですが
会議室にあった「さいたまシティカップの兜トロフィー」が印象的でした。
30分程インタビューしたため、番組では紹介出来なかった所がありますので
せっかくですからこの場で皆さんにご紹介します。

Q:ドイツはイタリアを苦手としていますが、その理由はどこに?
A:はっきりしていることは、我々がイタリアによく負けているという事実、
それも重要なゲームで負けているということです。その理由・・・それは、
もしかしたら、イタリアが完全とも言えるDF陣を備えているということかもしれませんね。
イタリアは、1ゲームに1ゴールさえ決めることができれば、
それで勝つことができるだけのディフェンスを備えている。
そうして、1対0、1対0、1対0・・・ で勝ち抜いていくのです。それ故に、
我々はイタリアの代表チームに対してかなりのリスペクトしているのかもしれません。
けれども、ある相手に対してあまりにもリスペクトし過ぎると、
それは自動的に、自らの弱さにつながりますから。
こうした所に多々理由があるのかもしれませんね。
Q:たとえば1970年、メキシコでも同じような感じで・・・
A:ただ、本当にいろいろな要因がありますからね。
ゲームのなかでその勝敗を多々左右するのは、その日のコンディションであったり、
2、3、4のシーン、局面であったりもします。同じぐらいの力があっても、
一方のFWが得点を決め、もう一方のチームが得点を決めることが出来なければ、
それで負けなのですからね。本当に様々な理由があってのことですよね。
でも、こうしたことを我々はずっと受け入れてきているわけで、そういうものなのです。
Q:今日では、もう苦手意識はないのでは?
A:いや、今日でもありますね。
イタリアが相手となると、我々はいまでもリスペクトがありますよ。
Q:いろいろなポジションをやることで、
それはその後どのように生かされましたか?

A:自分は、もう子供の時からいろいろなポジションでプレーすることを心がけていました。
また、常々子供たちにも言っていることなのですが、トレーニングの中では、
そのポジション、役割を変えてプレーすることは非常に重要なことだと。
つまり、自分の本来のポジションがFWなら、
トレーニングではDFをもやってみるということです。
そうすれば、FWとして、DFの考えていることなどを身をもって体験でき、
彼らのリアクションなどをよりよくイメージできるのです。
とくに、90分間前に後ろにと忙しいMFにとって、攻撃をしたり
中盤をまとめたり、ディフェンスをしたりというさまざまな要素・・・
ディフェンスから一転してゴールを狙ったり、シュートを放てば、
今度はシュートを防いだりと、こうした様々な要素を含むMFにとっては、
どんなポジションでもやるというぐらいの心づもりがなければ、
そのプレーはしっかりとは身に付きません。必要不可欠なのですよ。

ブライトナー氏のインタビューを終えてふと思ったのですが、
70年〜80年代の名選手の声ってあまり聞いたことがない事に気が付きました。
(プレーは知っていても声は知らないですからね)
こんな所にもFoot!の可能性があるのだと感じている今日この頃です。
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甲斐

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