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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

その他の試合 2007年11月17日

高校選手権東京A決勝 帝京×都立つばさ総合@西が丘

foot!
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先週の準決勝で成立学園との激闘を制し、5年ぶりの全国に王手をかけた名門・帝京。最後の関門は都立つばさ総合。近年サッカーに力を入れ始めた新興勢力ですが、着実に上位へと進出しており、決して簡単な相手ではありません。古豪復活か、新星誕生か、注目の決勝戦は東京の高校生の聖地・西が丘。つばさ総合のキックオフでスタートしました。序盤から攻勢は地力に勝ると予想された帝京。タテへの仕掛けから、スピードのある小野真国(3年・天理FC)を使った攻撃でつばさ総合DFを押し込みます。13分には右クロスをボレー、14分にはCKをヘディングで共にエースの新裕太朗(3年・Acマスミ)がゴールを狙いますが、先制点とはいきません。一方のつばさ総合は中盤の廣瀬嶺(3年・FCインテリオール)、植田憲永(2年・東京チャンプ)が繰り出すミドルレンジのパスが正確で、サイドチェンジから何度かチャンスを作ります。それに対して帝京DFはクリアミスやパスミスを連発、やや硬さが見られると19分、エリア内帝京DFのバックパスが短く、かっさらったつばさ総合FW富樫勇斗(3年・南六郷中)がGKをかわしてシュート。これはわずかに枠を外れますが、さらに2分後には左SB清野拳(2年・南六郷中)が45m近いロングを枠に入れ、GKがフィスティングで逃げたものの帝京を慌てさせます。キープ率は帝京、繋いで崩す意識はつばさ総合、その後は一進一退、やや帝京優勢で45分は終了しました。スコアが動いたのは後半開始すぐの44分、右サイドで椎名正巳(3年・Acマスミ)がヒールキック、新のクロスをファーで奥山慎(2年・FC多摩)がボレー。完全に崩し切った形で帝京がリードを奪いました。ここからは日本に名だたるカナリヤ軍団が、その貫禄を見せ付けます。圧倒的なボールキープから左右に散らして、両ワイドから中へ折り返すシーンが頻発。守備面でも中盤の出足が早く、相手に攻撃の芽すら作らせません。そして65分、椎名のCKに浅田大樹(3年・世田谷FC)が頭で合わせて貴重な追加点を挙げました。つばさ総合も健闘しましたが、実力差はいかんともしがたく後半の枠内シュートは前線でよく動いていたFW井上雄平(3年・東調布中)の1本のみ。やはり前半の決定機を逃したのが大きく響き、最後までネットは揺らせず、2対0で帝京が快勝。全国10冠へ向けてまずは東京を制覇しました。今年は春先から色々な高校年代のチームを見てきましたが、テクニックや組織で崩す攻撃という面で帝京は他の強豪と呼ばれるチームからは一段落ちる印象です。しかし80分間走り切れる運動量はトップクラス。連戦が続く全国大会では、それが勝ち上がる一つの大きな要素なので、結構いい所まで行きそうな気がしますねえ。さて、東京Bの決勝は早稲田実業×都立三鷹。この後中継がありますから詳細は伏せますが、決勝戦らしい熱のこもった好ゲームでした。視聴できる方は是非。最後の最後まで目が離せなくなりますよ。   AD土屋




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