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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年10月20日

J2第46節 草津×愛媛@敷島

foot!
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第2クール以降勝利のない敷島で、サポーターに5ヵ月ぶりの歓喜をもたらすことができるのか。草津の焦点はそこのみ。対する愛媛は第4クールに入って3勝1分け1敗と絶好調。現在更新中のクラブ連勝記録をどこまで伸ばせるかに注目が集まります。前半は愛媛がボールキープで優位に立ち、主導権を握る展開に。しかし劣勢の中、「前半は思うようにコントロールできていた」とは草津の植木監督。相手のキーマン、ジョジマールへの「前を向かせると怖いからその前に止める」策は奏功し、ジョジマールの前半シュートはゼロ。2トップの一角を担う内村は巧みな動き出しから数回シュートチャンスを掴みますが、草津のDFも何とか粘り強く対応して決定機までは作らせません。30分過ぎからは松下のロングボールを基点に攻め込むシーンも見られ、やや草津がリズムを取り戻して45分が終わりました。すると勢いそのままに49分、後方からのフィードを高田が頭で落とすと「練習どおりの形」(植木監督)で鳥居塚が裏へと抜け出します。GKとの1対1を、35歳のベテランは冷静に右スミへ。自身6節以来となる貴重なゴールで、ホーム草津が先手を取りました。ここから15分あまりはセカンドボールもほとんど草津が拾い、愛媛はほとんど何もできないまま時間が経過していきましたが、そんな時こそ事故は起きるもの。65分、CKからの競り合いで尾本がファウルを取られ、愛媛にPKが与えられます。かなり微妙な判定に草津は猛抗議しますが、当然聞き入れられません。しかし、ゲームのハイライトはまさにこの場面。宮原の蹴ったPKは本田がファインセーブ、こぼれを再び狙ったシュートにも本田は完璧に反応。絶体絶命の危機からチームを救います。その後も必死に1点を狙ってくる愛媛の攻撃を、かなりラインを下げながらも懸命なディフェンスで跳ね返し続けた草津が、最小得点差での逃げ切りに成功。前述したように、ホーム敷島では5月3日の札幌戦以来、実に5ヵ月ぶりとなる「サポーターの人たちにお待たせしましたと言わなくちゃいけない」(植木監督)待望の勝利を挙げました。今日のゲーム、温厚な草津サポーターが珍しく檄分調の横断幕を掲出してたんです。曰く、"何のために誰のために闘うのか?""俺たちはお前らと一緒にずっと跳ねてるんだ""男ならネジ込め!!負けたら切腹!!""NO MORE くそゲー"などなど。相当鬱積していた人々も、今日ばかりは溜飲を下げたことでしょう。かく言う私も取材したリーグ戦で草津の勝利を見るのは初めて。今年中に植木監督の"試合後"の笑顔を見ることができてよかったですわ。写真の敷島公園内でクロスする馬たちも心なしか嬉しそうでしたよ☆   AD土屋




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