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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年10月10日

J2第44節 草津×水戸@敷島

foot!
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第4クールということは、各チームとも4巡目、つまり今シーズン最後の対戦に入ります。今日のカードは草津対水戸。オフィシャル的にも"北関東ダービー"と銘打たれて開催されているこの対戦は、ここまで草津の2勝1分け。草津はシーズン通しても6勝ですから、全勝利の3分の1は水戸から挙げている計算になります。共に天皇杯では格下に苦しめられた直後とあって、今日はプロとしての意地を見せたい所。なお、草津は現在ホーム敷島で第2クール以降11戦勝ちなし。残る4試合でサポーターにホーム勝利をプレゼントしておかなくてはなりませんね。試合は、小椋とビジュのダブルボランチがセカンドボールをことごとく拾ってマイボールへすることで水戸ペースに。特に小椋は長短のパスをしっかり使い分け、違いを見せ付けます。「いつもより動き出しが早かった」(水戸・前田監督)攻撃も、塩沢や岩舘がゴールに迫るシーンもあり、積極性が窺えます。一方の草津は、出場停止や負傷者の問題から吉岡をボランチ、寺田を左SHに置くという新布陣を敷くも奏功せず。「1人1人の距離が遠い」(草津・高田保則)こともあって、4バック+ビジュで築く水戸の守備網に割って入れず、スコアレスで45分が終わりました。後半は「もっとワイドからやっていければチャンスがある」と見た前田監督が、右サイドの金澤に「積極的に勝負してクロスボールを早めに上げなさい」と指示。これを忠実に守ったことで、実際水戸は右からの攻撃が活性化。51分にはその金澤のクロスを塩沢が頭で叩きますが、ここは草津のGK本田がファインセーブで阻みました。押し込まれた草津は54分にJデビューとなる、市立船橋高卒のルーキー佐藤大基を投入します。すると「今後が楽しみ。今日唯一の光」とチームメイトの高田が称賛したように、ボールへと自らアプローチを繰り返し、チームのリズムを取り戻すことに成功。そして76分には櫻田からのパスを思い切り良くシュート。惜しくもGKのファインセーブでデビュー戦初ゴールとはいきませんでしたが、植木監督も「ウチのラストパスを出せる選手になっていくのかな」と期待を込めて語っていました。ゲームは83分に金澤の落としをビジュがクロス、それを村松が折り返すという左右を大きく使った展開から、西野が放ったシュートが左ポストを直撃したシーンが最大のハイライト。草津からすると「まったく得点のニオイがしない試合」(植木監督)で、またもや5月3日の札幌戦以来となる敷島での勝利はお預けとなりました。今年最後の北関東ダービー(天皇杯で当たる可能性もゼロではありませんが…)にしては、メインスタンドからもブーイングが飛び交う寂しいゲームになってしまいました。写真はあげぱん屋さん。売れ行き好調そうでしたよ。   AD土屋




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