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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
期待の19歳プラジル人アンデルソンがデヴューし、怪我から復帰したサハが点を決めてユナイテッドが2連勝した対サンダーランド戦。しかしオールド・トラフォードが最も興奮したのはチームの勝利ではなく、むしろロイ・キーンの帰還だったことは言うまでもありません。相手チームの監督となってオールド・トラフォードに帰ってきた偉大なる(元)スキッパーを観衆は大いに讃えた、なんていう生易しい表現ではまるで物足りず、あたかも赤いシャツを着たキーノが中盤で睨みをきかせていたあの頃がふと蘇ったのではないかと錯覚させられる物々しい瞬間が何度も何度も訪れたのでした。もちろん現地のカメラ・クルーもそのことはよくわかっています。15年ぶりに最悪のスタートを切ったチャンピオンが連勝ではずみをつけるためのきわめて重要な試合、というのが通常の中継のテーマとなるべきものでしょうが、この日のテーマはずばり「キーノ・イズ・バック」。それに尽きたと思います。還暦をとっくに過ぎたファーガソンの顔と、いまや男盛りのキーノの顔、そのクローズ・アップをカットバックしながら視聴者に伝えるべきメッセージはただひとつ、ファーガソンの跡目を継ぐのはこの男だ、ということでしょう。そして試合の途中から始まったあのチャント、Keano,there's only one Keano(キーノ、かけがえのない、唯一の、決定的存在)。キーノがユナイテッドを去った後、ふがいない試合をずるずると続けていたチームに対して、恨みがましくこのチャントをくりかえしていたオールド・トラフォードのファンたちは、昨年のリーグ優勝でキーノ不在の呪縛から解き放たれたせいか、思う存分にすがすがしく、かつての偉大なるスキッパーを讃えることができたというわけです。サンダーランドのファンたちもキーノのことですからどうしようもなかったでしょう。ひょっとしたら開き直って一緒に歌っていたのかもしれません。試合の方はごらんの通り。やっぱりルーニーとクリスケがいないと点が取れないユナイテッド相手にベスト・メンバーがそろわないサンダーランドがまあまあがんばった、という内容でした。アンデルソンは元気いっぱいに空回り、っていう感じですが、ま、デヴューはこんなもんでしょう。なかなかスピードあるところも見せたし。サハは出てくるなり仕事しました。動きもいい。期待できそうです。
プロデューサー 田口
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