小学生の最高峰、全日本少年サッカー大会の準決勝を観ようと西が丘にやってきました。我々が小学生だった頃と言えば、何つっても聖地は"よみうりランド"。実際2004年まではよみうりランドが会場だったんですけど(2001年〜04年は味の素スタジアムも使用)、2005年からはメイン会場が福島・Jヴィレッジに移転。さらに準決勝以降は(2005年のみ決勝トーナメント以降)西が丘になったんです。僕ら世代なんかはちょっとした寂しさを感じてしまいますねえ。さて今大会は、史上初の全国4連覇を目指した横浜F・マリノスプライマリーをはじめ、近年コンスタントに上位進出していた愛知FCや柏レイソルUー12、JFCファイターズ(栃木)も軒並み地区予選敗退。静岡も常連は消えて初出場の竜洋FCが参戦。今日はそんな大会を逞しく勝ち抜いてきた4チームが目前に迫った"日本一"を懸けて戦います。第1試合は茨城238チームの代表、鹿島アントラーズジュニアと熊本189チームの代表、初出場の熊本ユナイテッドSCの対戦。鹿島のコールリーダーは「明日の優勝で10冠達成だ！」と煽ってました。面白いのは鹿島、変則3バックなんです。右のWBに明らかにデカさが22人の中で際立つ子を置いてるんですよ。4ー5ー1の熊本に対して、相手の中盤右ワイドには左のWB、左ワイドには3バックの右が対応するんです。で、デカい子は完全に守備免除で高い位置へ。でも結局その右WBからのクロスをエースナンバー13番のFWが押し込み、これが決勝点となって鹿島が決勝へ進出しました。第2試合は昨年の3位同士、東京695チームの代表、東京ヴェルディ1969ジュニアと神奈川424チームの代表、横浜F・マリノスプライマリー追浜の対戦。この年代での実績もある、Jの下部組織対決だけあってやはり個々のうまさはありますが、共に繋ぐ意識はそこまで高くなく、早めに前へ当てて飛び出していくスタイルで戦います。試合は技量で勝るヴェルディが押し込む展開に。11分にスルーパスを受けたFWのキャプテンがシュート。F・マリノスのDFとGKもライン上で必死に掻き出しますが、判定はゴール。その後もポストとバーに1度ずつボールを直撃させるチャンスを創出するなど、終始F・マリノスを圧倒したヴェルディが3年連続で敗退していた鬼門の準決勝を突破し、8年ぶりの優勝に王手をかけました。奇しくも明日の決勝カードは93年のチャンピオンシップと同一カード。ということは先日行われた本田泰人氏引退試合の再戦。キックオフは9時半＠西が丘、TVでも10時半から放送されます。お時間ある方は是非！時間的にも朝方なのでまだMAXには暑くないはずです。今日は死にました…
AD土屋