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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年08月26日

J2第36節 東京V×徳島@国立

foot!
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今日は夏休み最後の日曜日。日産スタジアムと迷いながらも、結局国立にやってきました。お目当ては徳島ヴォルティス。現在J2で12位、しかも第3クールに入っていまだ勝ちなしの7連敗中。気付けば最下位水戸とも勝ち点差はもはや2と非常に苦しい状況ですが、私は相当気になってました。実は他のJ2のクラブと比べてもかなり積極的な戦力補強をシーズン中に敢行したんですね。絶対的なエースの羽地は甲府に移籍しましたが、入れ替わりで長谷川太郎が加入。さらに横浜FMから塩川岳人、仙台から熊林親吾と面白いメンバーを獲得。この新戦力を加えたチームがどう変化しているかを見てみようというのが今日のテーマです。ちなみに味スタでの第11節では徳島が今季ここまで最多の3得点を挙げて0ー3で快勝。相性的には決して悪い相手ではありません。さてさて今日の徳島の布陣は4ー5ー1。期待の途中加入トリオは揃ってスタメン。長谷川は左ワイド、熊林は中盤前目、塩川は左SBでキックオフを迎えます。さあ、どんな試合になるのかなと思った矢先、ゼ・ルイスのフィードを飯尾が粘って繋ぐと、船越がエリア外からズドン。なんとたった1分、「あまりにも早い時間」(徳島・今井監督)で東京Vが先制してしまいました。いきなりビハインドを負った徳島も6分、ダ・シルバのフィードを受けてDFの裏を取った石田がループシュート。GK高木に防がれると、再びシュートを放ちますがこれもセーブされ、同点とはいきません。いきなりチャンスを掴み合う立ち上がりとなりましたが、この後は徳島ペースでゲームは推移します。その理由としては、徳島がしっかり中盤でボールを回せたことが挙げられるでしょうか。アンカーの丹羽が確実に味方へ繋ぎ、その前にいる熊林とダ・シルバから展開していくと。そして目立っていたのはクロス。SBと中盤ワイドの連携から数的優位を作り出し、3ー5ー2で臨んだ東京Vのサイドを崩すシーンが頻繁に見られます。しかし惜しいのはクロスの精度と、中の動き出しとの呼吸が合わないこと。特に右サイドはSBの挽地と片岡が何度もチャンスを作りますが、決定機には到りません。SBの左右を入れ替えた後半も徳島が試合を支配。61分にはダ・シルバのミドルがクロスバー直撃。63分には左から挽地が上げたアーリークロスを、途中出場の小林が折り返し、片岡がフリーでボレー。しかしボールはゴールの遥か上を通過し、なかなか追い付くことができないまま時間が経過していきます。そしてこの片岡のシュートが、徳島にとっては最後のチャンスとなりました。終盤は、ラモス監督がゴールこそ奪ったものの動きの重かった船越に替えて齋藤を投入すると、この齋藤が前線を縦横無尽に動き回ることで、完全な東京Vペースに。防戦一方となったアウェイチームは、カウンターもままならずそのままタイムアップ。数試合しか徳島を見ていない私にとっては、なんとも惜しい試合を落としたように映りました。さて前回見た時からの変化ですが、攻撃面ではやはり羽地がいなくなったことで、簡単に前に当てて押し上げるというのはほとんどなかったですね。その代わりに復帰した片岡や長谷川といった、アジリティに優れるアタッカーが裏を狙ったりサイドを崩したりする形が目立ちました。まあそもそも守備面はDFの顔触れが変わっても大崩れはしない安定感がありますし、あとはどこのチームもそこっちゃあそこが課題なんですけど、今井監督が話した「点が取れない。そこに我々の問題が集約されている」という言葉に尽きますかね。遠路東京まで駆け付けてくれるサポーターのためにも、まずは一刻も早く第3クール初勝利を!   AD土屋




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