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このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年08月12日

J2第33節 東京V×水戸@西が丘

foot!
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今日は1年に1度のサッカー界最大フェス"漢(おとこ)祭り"の日です。この"漢祭り"とは、『2004年から水戸サポーターが毎年夏場に関東のアウェイのスタジアムに和装をして集まり、流しそうめんやかき氷、スイカ割り等々をして楽しむ行事で、回ごとに水戸サポーターだけでなく、サポーターの垣根を越えて親しまれるようになり、毎年規模を拡大して行われるようになっている』イベント。今回のテーマは「緑との共生〜守りたい、お前の笑顔とみどりの地球〜」。だからこのテーマに基づいて今年の会場は"緑"の東京V戦が行われる西が丘に決まったんだそうです。ただ規則は守り、スタジアム運営規則に沿って行われるという実直さ。素晴らしいじゃないですか、この企画!今年の目玉はスピードくじ。くじを引いた全員にJリーグカードチップスが渡され、さらに当選者には"松茸"がプレゼントされたということです。さらに"お茶会"と称し、シャカシャカしながら作ったお茶をすするというコーナーまで。いやあ、実にアットホーム。残念ながら今年は参加できなかった方も、是非来年はスタジアムで体験してみてはいかがでしょうか。さてついでに行われた…、いやいや、メインイベントの試合ですが、序盤はほぼイーブン。まず水戸は10分にビジュの強烈ミドルをGKが弾いた所に鈴木良が詰めますが、シュートは右ポスト直撃。一方の東京Vは17分、スルスル上がってきた土屋が決定機を掴むものの本間のファインセーブに阻まれゴールとはいきません。しかしその5分後、フッキが左サイドでの激しい競り合いからチェックに来た選手を吹っ飛ばします。スタジアムにもファウルという空気が流れましたがノーホイッスル。これで一瞬水戸DFの動きが止まった所にクロスが入り、ファーサイドでフリーのディエゴが合わせてホームチームが先制。これには水戸の選手も猛抗議。主審が家本氏ということもあってか、スタンドからも厳しい野次が飛びかいますが、当然判定は変わらず。続いて32分にもこれまた左サイドから上げた服部のクロスに今度はニアで船越が反応し、早くも2点差がついてしまいました。水戸はこの試合、私が今まで見た試合の中でも最もポゼッションができなかったですね。前にも収まり所がなく、中盤でも主導権を握られる展開。38分にはFWの鈴木孝明が負傷退場とツキもありません。それでも後半に入り、56分に椎原を投入すると流れを引き寄せることに成功。63分塩沢、64分にはビジュに岩舘と立て続けにビッグチャンスを迎えますが、そのいずれもがわずかに枠を捉えられず。すると残りのおよそ25分あまりはほとんどシュートにすら持ち込めず、フッキの脅威に晒され続け、追加点こそ許さなかったものの得点も生まれず2ー0で完敗。祭りの影響もあってかキックオフからいつも以上に声援を送り続けたサポーターに報いることはできませんでした。水戸はラスト15分で出てきた西野も含めて4人のFWが出場していましたが、90分通じて4人合計でのシュートが前述した塩沢と岩舘の2本のみ。決して東京Vもよかったわけではありませんが、これで勝つのは難しいでしょう。それでも試合後、アウェイゴール裏からは選手たちを鼓舞するチャントの大合唱。少なくとも水戸のサポーターは本物の"漢"たちですよ。彼らの熱さとチーム愛ばかりが感じられたゲームでした。   AD土屋




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