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このブログについて
2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。
フットボールの世界にはいくつかの"不思議"が存在します。例えば『オランダは常にいいチームだが優勝できない』とか、『名古屋はカシマスタジアムで勝てない』とか、『前橋育英は国立で勝ったことがない』とか。そして今季のJ2最大の"不思議"はおそらく『首位を独走する札幌も草津だけには勝てない』だと思います。13節@敷島では、そこまで10戦無敗を続けていた札幌が今季唯一の逆転負けを喫し、24節@札幌ドームでは4試合ノーゴールだった草津が2度のビハインドを跳ね返しドローに持ち込む奇跡が勃発。特別な何かがあるとしか思えないこの対戦、第3ラウンドは敷島で行われました。ちなみに今日は、"〜開院20周年記念〜高山眼科スペシャルマッチ"。特設ブースでは視力検査が行われてましたよ。開始4分、最初の決定機をつかんだのはやはり草津。カレカとDFがもつれたこぼれ球はなんとどフリーの高田の下へ。慎重に慎重に。しかし慎重過ぎてGKに詰められゴールならず。結果的にはこれが、草津にとってこの日最もゴールの可能性を感じさせた瞬間でした。ただその後もペースはホームチーム。櫻田と松下を軸にポゼッションでは相手を上回りますが、イメージ的にはアジアカップの日本代表状態。ボールは回るもエリアの中まではなかなか侵入できず、ミドルシュートは枠を捉えられません。さて、「前半はここ最近でも特に悪い内容」と三浦監督が振り返った札幌でしたが35分、砂川のFKに中山が頭で合わせ先制。もはや劣勢をセットプレー一発で引っ繰り返すこのパターンは芸術の域に達してますな。それでも三浦監督は「1点は取ったが、ここで前回あったことを繰り返すだろうなという予感があった」と、ハーフタイムに手綱を締め直します。後半も先にチャンスを作ったのは、前半終了から後半開始までの15分間、休むことなくチャントを歌い続けてくれたサポーターに報いたい草津。カレカが今までのチームにはなかった、個で勝負する姿勢を打ち出し、サイドからチャンスを演出していきます。ところが、「いい所をなかなか出させてもらえてなかったし、味方とのタイミングも合わなかった」と判断した植木監督は74分にカレカを下げて松浦を投入。これにはスタンドからも「なんでカレカ替えるんだよー」という怒声すら飛び交い、一時騒然。するとその4分後にはチカの信じられないミスを起点に、カナダ帰りの藤田から素晴らしいグラウンダーのクロスを受けた砂川が軽く押し込み、0ー2。87分には、これまた信じられないクリアミスを拾った藤田がミドルを豪快に突き刺し、0ー3。結局、草津から見れば「まったく相手の戦い方に合わせてしまった、すごい悪循環に陥ってしまったゲーム」(草津・植木監督)で完敗。札幌はこれでJ2全クラブから白星をもぎ取ったことになり、"不思議"を完全に払拭してしまいました。そんな中でも、なお三浦監督は「(特に前半の出来は)率直に言って、J2で1位のチームとは私は思えなかった。今後上を狙うには苦しいだろうなという印象」と渋い顔。指揮官のこの姿勢がある限り、札幌の牙城が揺らぐことはまずありえないように感じました。写真は敷島名物キックターゲット。普段はいても1人か2人なのに、今日は夏休みということもあって子供たちで大盛況。今季最多の観客動員だっただけに、草津にはもう少しいい試合を見せて欲しかったというのが本音です。 AD土屋
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