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このブログについて

2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年08月25日

J1第22節 柏×千葉@日立台

foot!
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Jリーグ公式戦としての対戦結果は柏の8勝6分け13敗。2月のちばぎんカップは柏が勝利したものの、千葉は代表組が不在。フクアリでのゲームは1ー1のドロー。1年の空白を経て帰ってきたこの抗争に、2007年の決着を付ける日がやってきました。"千葉ダービー"です。ちなみに今日のメンバーで両チームに在籍経験があるのは1人だけ。その選手とは、前回2005年の千葉ダービー@日立台で柏唯一の得点をマークした、現在は千葉のレイナウド。柏じゃ今イチだったのに、千葉じゃ調子いいらしいじゃんかという因縁も交えつつ、のキックオフで試合はスタートしました。まず攻勢に出たのは千葉。そのレイナウドが前線から下りてきて、頻繁にボールタッチすることでチーム自体がリズムを掴みます。「今週はレイナウドにどう対応していくかのトレーニングをしてきた」(石崎監督)柏は、しかしその彼に付き切れず劣勢を強いられます。17分には古賀をかわしたレイナウド、21分には羽生のCKを斎藤と、短い間に2つの決定機を作られ、ここは絶好調の南が防いだもののピンチを迎え続ける展開に。30分過ぎからやや盛り返しましたが、千葉が確かに「いいプレーをして試合の主導権を握っていた」(アマルオシム監督)前半になりました。この45分を見て石崎監督は「工藤が嫌なポジションにいて、レイナウドがフリーでボールを受けにいった所が空いてしまう」と判断。ハーフタイムには「もうすこし中盤をコンパクトに」という指示を出します。するとその副次的な効果からかフランサにボールが入り始め、ようやく柏も攻撃のスイッチが入りました。より警戒を強められたレイナウドはそれでも絶妙のポストワークからチャンスを演出。ゲームは両チームの10番に託される形になっていきます。お互いに攻め合う、見ている側にとっては面白い流れの中で、65分過ぎからは柏の時間が長くなっていきます。ゴール前では、まずボールホルダーがエリア内の味方に当て、ダイレクトで落とした所に走り込んでシュートという形が頻発。これがハマり、次々とゴールに迫っていくと78分、まさに繰り返し続けたその形、フランサが縦へ入れたボールを李がダイレクトヒール、太田がDFともつれたこぼれ球に飛び込んできたのはフランサ。丁寧に左足で蹴られたボールは立石の手を弾いてネットへ届き、柏がようやく均衡を破りました。後がなくなった千葉は、78分に疲労を考慮されてベンチスタートだった水野、82分にはレイナウドに替えて、前節決勝ゴールを挙げた新居を送り込み、2バック気味で総攻撃に出ますが、終盤はゴールというよりシュートも遠く、アマルオシム監督も「このような試合で負けるのが一番キツい。これなら内容が悪くて3ー0で負けた方がよかった」と嘆く結果となり、千葉ダービーは柏に軍配が上がりました。柏はここ2試合現場で見ましたが、どちらも前半の出来は最悪でした。しかしどちらもリズムの悪い45分を無失点で乗り切ったことで、後半に挙げた1点を守って結果は勝ち点3を積み上げたと。内容はともかく、結果2試合で勝ち点6を得たことは望外ながら最高ですね。一方の千葉は、レイナウドの加入で前でのポイントが巻ともう1つできたために、スムーズな攻撃が多々見られました。確実に上向いているパフォーマンスを見れば、この順位にいるチームではないのは明らか。あとは本当に些細なキッカケで上昇していく予感は十分ありました。非常に最後まで拮抗した面白いダービーだったと思います。写真は日立台最寄りの、店外で焼き鳥を売ってるコンビニ。これを撮影した30分後、偶然会った西部謙司さんからその焼き鳥をお裾分けしてもらうことになろうとは…   AD土屋




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