スタジアムに向かう道すがら、携帯でFC東京のメンバーをチェックして驚きました。前節磐田に5点を奪われ大敗したとは言え、GKを含めて実に6人もスタメンを入れ替える荒療治。今日はもう21節ですよ。この段階に来ての決断。正直大丈夫かなあという印象でした。対する柏は2ー0で勝利した広島戦と全く同じスタメン。あまりに対照的な両チームでしたが、試合は動いてきた原采配がズバリ的中する形に。「赤嶺とルーカスの2トップに当ててそこから攻めようというサッカー」(FC東京・原監督)が完全ではないにせようまくハマり、序盤から「なかなか前から行けなかったのと、取ったボールを攻撃に繋げられなかった」(柏・石崎監督)柏を圧倒。最近出場機会に恵まれていなかった選手たちがモチベーション高く躍動し、特に前半30分過ぎからは猛攻をかけ、32分リチェーリ、34分ルーカス、41分リチェーリと得点には繋がらないもののチャンスを掴みます。FC東京が攻勢をかけられた理由の一つには、CBの今野と藤山、ボランチに入った浅利、この3人が安定していたことが挙げられるでしょう。茂庭には少し酷ですが、やはりCBには今日の2人が現時点では欠かせませんね。さてその後も試合の構図は変わるどころか、より一層FC東京の流れに。後半開始から5分間で実に5回も柏ゴールを脅かします。しかしスコアは動かず。すると、「ルーカスと梶山が後ろを向いてキープした時にかなり厳しくチェックに来ていた」(原監督)柏がまさにその形で梶山からボールを奪いカウンター。最後はその梶山がエリア内で菅沼を倒すと、柏原主審が指し示したのはペナルティスポット。フランサが冷静に決めて、完全に劣勢だった柏が先制しました。負け試合の典型的なバターンでリードを許したホームチームは、それでも決定機を作り続けます。60分には馬場、65分には平山を送り込み、イケイケで攻め続けますが、会場に来ていた幸谷さんも認めたように、今日は柏のGK南が大当たり。70分には徳永、馬場と一連の流れの中で連続して訪れた決定機を完璧にセーブするなど、鬼気迫るプレーでラインを割らせません。81分にはフリーで抜け出した平山を南が倒したように見えましたが、こちらはノーホイッスルと運も柏へ。内容では終始圧倒し続けたFC東京は1点があまりにも遠く、これで3連敗となってしまいました。ただ甲斐さん曰く「ここ2試合とは比べものにならないくらいのいい内容」。少し兆しが見えてきたかな、といった所ですか。次節はアウェイの浦和戦。復調のキッカケとしては格好の舞台だけにいいゲームを期待したいですね。まあ柏から見れば、これだけマズいゲームで望外の勝ち点3が獲れてしまって、結果だけ見れば万万歳ですな。勝ち点45もいよいよ現実味を帯びてきましたよ。さてさて、余談ですが実は今日でこのFoot！ホームページがブログ化されてちょうど1年を迎えました。俗に言う1周年ってやつですね。最初は探り探りでしたが、この形式にして本当によかったと思います。ここでできることの可能性もかなり広がったと思いますし、視聴者の方々と直接コミュニケートさせてもらう楽しみもできました。これだけ続けてこられたのも、このブログを見てくれている皆さんの存在を近くに感じることができたからですね。本当にありがとうございます。さらに超余談ですが、今日は私の誕生日。記念すべき1周年の日に自らの年イチ行事を持ってくるあたり、Foot！スタッフの面目躍如ということで☆では2年目に突入した当ブログ、これからも宜しくお願いいたします。写真も一周年記念ということで貴重な一枚。本日のピッチレポーター日々野真理さんの美しい浴衣姿でございます。　　AD土屋