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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年07月21日

J2第29節 湘南×愛媛@平塚

foot!
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ここ2節は笠松と敷島を巡り、それぞれ水戸、草津と共に試合に負けたチームをレポートしたんですけど、偶然にもこの2チームは同じチームに撃破されました。ならば今日の平塚に赴き、3節連続でそのチームを見れば、何か見えてくるのではないかということで、今日は"そのチーム"湘南ベルマーレのレポートをお送りしたいと思います。斉藤俊秀、ジャーンというベテランCBが加入、さらに桃山学院大から入ったルーキーの金永基が開幕戦からここまで全試合ゴールマウスに立ち続けるなど、昨年J2ワースト2位の87失点を許した守備ブロックを大きく変容させて臨んだ今季。第1クールは勝ち点18の6位とまずまずの位置に付けます。しかし第2クールは連勝スタートしたものの直後に連敗。3連勝で一時は2位も視界に捉えると、今度は3連敗となかなか波に乗り切れず。現時点で自動昇格圏の2位京都とは9ポイント差の5位。上位とこれ以上離されないためにも、10位の愛媛からはしっかり3ポイントを確保したい所ですが、なんと開始2分、内村のこのゲームファーストシュートでいきなり愛媛に先制を許す衝撃の幕開けとなってしまいます。それでも8分には左からのクロスをアジエルがボレー、GKが弾いたボールを繋ぐと走り込んだ北島のミドルは綺麗に左スミへ。副審がフラッグを上げたため、主審が確認に行きますがゴールは認められ、すぐさま同点に追い付きました。湘南の基本布陣は4ー4ー2。中盤はオフェンシブがワイドに開き、中央に2枚のボランチを置く構成です。その中でやはりキーマンはアジエル。前目右ワイドが一応のポジションですが、実際はほぼフリーマン。自在に動き決定的なシーンを創出するレベルはJ2の中でもズバ抜けています。ただ、前節対戦した草津の植木監督も話していましたが、その右サイドを相手が突いてくるのは当然。そこはFWのどちらかや右ボランチの北島が埋めることで対応するチームのコンセンサスがあるので大きな破綻はなく、私が見たこの3試合ではアジエル自身の守備意識も高まっているように感じました。さて試合はほぼイーブンで推移しますが、25分過ぎからは愛媛が自陣に釘付けとなります。湘南がペースを引き寄せた要因はシンプルな前へのフィード。水戸戦でも見られましたが、梅田という明確なターゲットが復帰したため、彼に当ててセカンドを拾うことでいい流れを作りました。さらにホームチームは後半開始から梅田に替えて原竜太を投入し、勝ち越し点を奪いに行きますが、ここで想定外の事件が勃発。52分、尾亦が2枚目のイエローカードを提示され退場。残り40分近く数的不利で戦うことを余儀なくされました。10人になった直後は3バックにしていた菅野監督ですが、59分に中里を入れて再びやり慣れている4バックへ戻し、4ー1ー3ー1でカウンターのチャンスを狙います。愛媛も大山や宮原を軸に、左右へ散らしてサイドから崩しにかかりますが、「1人少なくなって逆に大事にやりすぎた」(愛媛・望月監督)ことでシュート自体の本数は少なく、危険な香りを漂わせるまでには至らず。湘南もラスト10分はいくつかチャンスを作りますが、アジエルのノートラップランニングボレーもGKの正面を突き勝ち越しならず。試合は1対1のドローとなりました。この対戦は第1クール@平塚でも、湘南が退場者を出して引き分けという展開だったんですね。試合後、菅野監督は「今日はDFの所で大きな穴を作らないのがテーマ。無用なファウルやカードも含めて大きな穴と捉えていたが、2枚のイエローという形で大きな穴を作ってしまった」と振り返り、「チームとして認識を持ってもらわないと」と話していました。さて3節続けて同じチームを取材させてもらったのですが、今日は非常事態になったものの、やはり継続してやっていることが私なりには見えたので興味深かったです。個々のタレントとしても、37歳ながらチーム一の運動量を誇る加藤望や、先日J2最年少出場を達成した菊池大介、ベンチ入りするも今日は出番がなかった新ブラジル人FWエドワルド・マルケスなどチェックしておきたい選手が目白押し。また平塚には行ってみたいと思います。写真は平塚再訪を促すモチベーションの一つ、唐揚げ。ここのはマジうまいっす。  AD土屋




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