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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年07月11日

J2第27節 水戸×湘南@笠松

foot!
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今日は混戦のJ2において、第2クール終了時で12位の愛媛に8ポイント差をつけられ、最下位を独走する形になっている水戸を見るために笠松へやってきました。水戸から数々の貴重な情報を発信、今日は試合後の会見で湘南の菅野監督にまで「いつも読んでます」と言われていたライターの佐藤拓也氏も、やってるサッカーは間違ってないとおっしゃってますし、平塚で見た時も決して悪くなかったので、それならホームではどう戦うのかを見たかったのが来水の目的です。まずシステムは4ー4ー2で、中盤はフラット気味のダブルボランチ。その中央2枚の片方が、Uー22代表の小椋祥平(別名"マムシの祥平)ですね。井原コーチも1人で視察に来てましたよ。さらに2節前からは、京都や甲府など日本でのプレー経験豊富なビジュも加入し、守備陣を引き締めています。さて、雨が降ったり止んだりする天候の中でキックオフされた試合は、序盤どちらも主導権を取りきれません。湘南のキーマンはアジエル。彼にボールが入ると異次元空間が生まれるため、勿論水戸もそこは抑えにかかりますし、実際よく抑えていたと思いますが、それでも何回かは驚異的なキープからチャンスを創出。そのアジエル分だけ湘南ペースに見えました。しかし20分過ぎからは、2・3本のショートパスを繋ぐ展開から水戸がいいサイド攻撃を見せ、流れを引き寄せます。特に金澤と鈴木が組む右サイドからはいくつもクロスを供給。「最後の所。クロス、シュートの精度がなかった」(水戸・前田監督)ためにゴールは奪えませんでしたが、可能性は感じさせます。特に37分に岩舘が粘って繋いだボールを村松が右に外したシーンは、記者席の水戸側記者が揃って頭を抱えた程の決定機。今から考えれば、ここが試合のキーポイントでした。迎えた後半は湘南が「トップに蹴ってそのスペースにワイドが入ってきてボールを拾う」(前田監督)形で「いい入り方」(菅野監督)に成功すると、56分には加藤と梅田に替えて永里と原、一気に2枚を送り込みます。すると水戸も岩舘と塩沢のツートップを、エジナウドと鈴木孝明にそっくり2枚替え。興味深いカードの切り合いが見られました。水戸のスタメンツートップは得点こそ少ないですが、ファーストディフェンダーとしてのプレスは貴重なタスク。前田監督も「(岩舘・塩沢の)ツートップはアグレッシブに行けるので引っ張れるだけ引っ張って、2人を投入した」と明言。しかし「(エジナウド・鈴木孝の)2人が思ったように動けなかった」ことで防戦一方になってしまいます。さらにCBの平松が足をつって交替を余儀なくされ、ビジュを最終ラインに組み込む布陣へ。それでもよく守っていましたが終了間際の84分、CKから最後はジャーンに移籍後初ゴールを献上。その3分後にもCKからアジエルのヘディングを許し、2点差に。水戸にとっては「最後で切れてしまう一番後味が悪いゲーム」(前田監督」になってしまいました。後半は枠内シュート0と、かなりの劣勢を強いられた水戸ですが、前半20分過ぎからの25分間で見せた、細かく繋いでサイドへ展開していく流れは、かなり面白かったと思います。また4バックの統率もしっかり取れていたし、ダブルボランチとの6枚で作る守備ブロックも堅固でした。やはりあとは攻撃の仕上げの部分ですか。一長一短でどうにかなるものでもないとは思いますが、チームトップスコアラーが4点の西野(現在負傷離脱中)なので、なんとかFWの奮起を期待したいですね。なお笠松、食が充実してます。パエリア売ってるスタジアムなんてスペインでも見たことありません。そりゃ売り切れるわ。  AD土屋




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