コパ・アメリカも終わり、南米人選手がこれから夏休みに入る中、リーガエスパニョーラではプレシーズンを開始するクラブが続々です。月曜日にはバレンシアを初めとする7クラブが始動。話はそれますが、バレンシアと言えば、FOOT!でもお馴染みの佐伯夕利子さんがバレンシアCFの強化執行部のセクレタリーに就任されたとのニュースを聞きました。スペインに住む日本人の活躍ぶりを聞くと嬉しいですね。益々のご発展をお祈りします！
そんな中でもまだまだ慌しいのが移籍市場。バルサ、レアルと勢力的に補強をしていますが、それ以外のチームも補強に余念がありません。バルサはアンリを初め、トゥレ、アビダル、ミリートの補強で、元祖ドリームチーム以上のチームができるのではないか、とクレーの夢想はやみません。確かにFW4人の名前を見ただけでも、4人をスタメンで1度に置けるかどうかはさておき、ワクワクさせてくれますよね。そして、ミリート加入でセンターバックはより安心できる布陣に。このミリート＆プジョールの巻き髪コンビで敵を錯乱して欲しいです。
バルサの行く人はサビオラ(レアル入団)以外にまだ決まっておらず、モッタ、ベジェッティ、エスケーロの去就が“大渋滞”。ジュリはローマに移籍が決まったものの、エスケーロ、モッタ、ベジェッティ、マキシとまだまだ放出リストは満杯。TDチキの悩みはつきません。とは言え、エスケロやマキシの補強はチキが自分で撒いた種ですからね。しっかり最後までやっていただかないと…
また、モッタはカンテラ上がりですから、第二の故郷とも言えるバルサを出るのが本人にはとても辛いんじゃないでしょうか。私も個人的に、仕事で会うとピッチでの粗いプレーとは裏腹に、おっとりとした、笑顔の絶えない彼に好印象を抱いていたので少し残念。レアルもシュスターを監督に迎え、ドルトムントからメッツェルダーと、サビオラがとりあえずビッグネームでしょうか。後、誰もが頭に「？」を浮かべたポルトから来たペペ。3000万ユーロの価値があるのか？と皆怪訝顔です。サビオラの補強は本当にスポーツ面を考慮しての補強なのか、それとも単にバルサに心理的打撃を与えたいだけなのか…個人的にはサビオラはラブコールをもらっていたもう1つのクラブ、サラゴサに行けばレアルでやるよりも活躍の場があったと思うのですが、皆さんはどう思いますか？アイマール、ダレッサンドロ、サビオラのリーベルトリオ、見てみたかったですね。でも、サビオラはバルサではファンにとても愛されていたので、バルサファンとして悔しくても彼が幸せなフットボールライフが送れる事を願います。
そしてフォルランのA・マドリーへの移籍、続いてビジャレアルに入団が決まっていた物の、いきなりサラゴサに違約金全額をビジャレアルへ支払われてしまい、デビューもしないままサラゴサに移籍させられた寝耳に水のアジャラ。（選手も遠征中のベネズエラで新聞を読んで、初めてサラゴサへの移籍に関して知ったとか）まだまだ何が起こるか分かりません。
来シーズンもビッグクラブだけでなく、補強にお金をかけているサラゴサやビジャレアル、ラウドルップ就任でお手前拝見のヘタフェ、トーレスを売ったお金でまた大量補強で転んでしまうのかアトレティコ、もちろんCLで大暴れを期待したいセビリアなど、注目クラブが盛りだくさんです。
※写真は土屋が掲載しました。巻き髪DFの片割れです。

仲野