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2000年の番組開始から15年以上に渡り、良質かつ多彩な企画で人気を博してきた、J SPORTSオリジナルサッカー番組「Foot!」。
2011年8月から、週5日放送のデイリーサッカーニュースとしてリニューアルし、世界のサッカー情報を余す ことなく紹介する。

Jリーグ 2007年07月08日

ナビスコ準々決勝1st 横浜FM×FC東京@三ツ沢

foot!
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2002年、自国開催のW杯。トルシエ監督の代名詞とも言うべき"フラット3"不動のメンバーとして全4試合に出場し、日本中にその存在感を見せ付けた松田直樹。2006年、ドイツで行われたW杯。落選の報を受け、休暇で訪れていたハワイから急遽招集された上に、坪井の負傷でまたも急遽憧れのピッチに立つことが叶った茂庭照幸。この日本を代表する2人のCBが、ケガから復帰しても所属チームですらポジションを確保しきれていないという現状が、かなり厳しいものである事は間違いありません。松田はここ数試合こそ栗原を押し退けてスタメンが続いていましたが、中澤不在の間に再びディフェンスリーダーの座を確固たるものにしておきたい所。茂庭もケガからは復帰していたものの、現状のCBが安定しているためにスタメンもままならず、鹿島戦ではPKを献上する失態。今野不在の間に指揮官の信頼を勝ち得たい所。今日はこのCBに注目して試合を見ました。序盤は様子を伺い合う静かな展開から、徐々にロングボールが増えてきます。横浜DF陣は相手の1トップを受け渡しながら見る形。松田も空中戦では強さを発揮しますが、17分にはこの後も積極的な仕掛けに苦しめられたリチェーリを倒し、早々にイエローカードを貰ってしまいます。一方の東京DF陣は、基本こそゾーンですが、サイズの問題から坂田は藤山が、大島は茂庭が見る形に。クサビのボールがあまり入ってこなかったこともありましたが、ハイボールは茂庭が大島に競り勝つ場面も多く、コーチングの声もよく出ていました。この試合唯一の得点は、後半開始早々の45分。ハーフカウンターから福西とルーカスがショートパスで崩し、最後は今や東京最大の攻撃パターンと言っても過言ではないノリカルの左足。流れも素晴らしく、これは横浜DFの責を問えませんね。その後は、途中出場のマルケスがキレのある動きでゴールへ迫りますが、東京も茂庭を中心に粘り強く守って完封。アウェイで貴重な勝利をもぎ取りました。さて1試合を通じてみて、松田はやはり存在感ありました。前述した通り、リチェーリのスピードには苦労してましたが、その他は概ね味方に安心を与え得るパフォーマンスだったと思います。茂庭も「集中してよくやってくれた。戻ってきたことは大きいし、ゼロに抑えたことは自信になるだろう」と原監督に評価されていました。まあ「すぐアイツは調子に乗るので、調子に乗らせ過ぎないようにしないと」と釘も刺されていましたが。彼らの巻き返しは、そのまま代表の強化にも繋がっていくので、今後が楽しみです。あと今日は特別指定選手の長友佑都(明治大学、Uー22代表)がJリーグデビューを飾りましたね。金沢が接触から体調不良を訴えたことで巡ってきたチャンス。そのまま左のSBに入りましたが、原監督は鈴木をSBに下げてリチェーリを左に回し、右の前目で使う形も考えたとのこと。何回か果敢にオーバーラップも見せてましたし、多くを期待するのは酷ですが、起用法次第では貴重なオプションになり得る可能性もありそうですよ。    AD土屋




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